「立脚(りっきゃく)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「立脚(りっきゃく)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「立脚」の意味をスッキリ理解!

「立脚(りっきゃく)」:よって立つ場を定めること、ある見地に立つこと

「立脚」の意味を詳しく

立脚とは、ある見地に立つこと、よって立つ場を定めること、寄りかかることという意味です。

脚は、足先だけでなく「足の付け根からの足全体」を表すため、「何かを支える」「物事の根拠」などの意味が生まれました。

「立脚」の使い方

  1. 前例に立脚した意見を述べる。
  2. 人間の尊厳に立脚した平和憲法。
  3. この論文は、確かな根拠に立脚している。

①の例文は、「前例の知見にもとづいた意見を述べる」という意味です。「~に立脚した」という言葉には「~の知見にもとづいた」という意味が含まれていることに注意しましょう。

②の例文も使われ方としては①と大差ありません。「人間の尊厳という立場に寄り添った平和憲法」という意味であり、憲法や法律は「~に立脚した」という言い回しで使われることが多いため、覚えておきましょう。

③の例文は、「この論文は、確かな根拠にもとづいている」という意味です。ここでは、「立脚している」を「準拠している」と言い換えても問題ありません。

「立脚」の類義語

「立脚」には以下のような類義語があります。

  • 依拠する:ある物事・存在にもとづくこと、またそれを土台とすること
  • 準拠する:ある物事・存在を足場とすること、また基準とすること
  • もとづく:そこに基礎を置くこと、それをよりどころとすること

「依拠」と「準拠」の違い

「準拠」と「依拠」は、ほとんど同じ使われ方をしますが、「準拠」の方がより従っているというニュアンスが強いです。

それぞれの意味の違い

「政策方針に依拠した法案」→政策方針を参考にした法案

「政策方針に準拠した法案」→政策方針に従った法案

「準拠」は「依拠」の類義語です。依拠と同じく「よりどころとすること」という意味があります。「依拠」と「準拠」の違いは、依拠よりも準拠の方が、よりどころとしたものに従っているニュアンスが強いことです。

例文での「政策方針に依拠した法案」は、政策方針を参考にして作った法律を意味しますが、「政策方針に準拠した法案」であれば政策方針のやり方などに従って作った法律という意味になります。こうした点から「準拠」の方が政策方針に忠実とも言えます。

また、「依拠」は法律など専門的な文章に使われることの多い言葉です。社会人になると、法律と関わる機会も多くなると思うので、しっかりと意味を確認しておくといいでしょう。

「立脚」の英語訳

「立脚」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • of a person
    (人に依拠する)
  • based on
    (ある立場にもとづく)
  • depend on
    (~による、~に頼る)
  • dependence
    (依拠する)
  • rely on
    (信頼する、頼る)
「~にもとづく」や「~を頼る」といった言葉が英語訳には当てはまります。

例文
  1. Make it based on law.
    (法律に立脚して作る)
  2. I rely on judicial precedents as a standard.
    (私たちは判例を基準としています)

まとめ

以上、この記事では「立脚」について解説しました。

読み方立脚(りっきゃく)
意味よって立つ場を定めること、ある見地に立つこと
類義語依拠する、準拠する、もとづくなど
英語訳of a person(人に依拠する)、 based on (ある立場にもとづく)、rely on(~を頼る)など

「立脚」は、依拠や準拠などたくさんの類義語がありますが、それぞれニュアンスに微妙な違いがあります。使い方や、一緒に使われる単語などをしっかり確認しておくと覚えやすいのではないでしょうか。