四字熟語「離合集散」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「離合集散(りごうしゅうさん)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「離合集散」の意味をスッキリ理解!

離合集散(りごうしゅうさん):集まったり離れたりすること

「離合集散」の意味を詳しく

「離合集散」は、「集まったり離れたりすること」です。「離」と「散」は離れることを、「合」と「集」は集まることを指します。そのため「離合」も「集散」も同じ意味になります。「離合集散」は、似た意味の熟語を重ねて意味を強調した四字熟語です。

くり返し離れたり集まったりすることを表す言葉で、安定感に欠けていたり、一体感がない状況を示します。

「離合集散」は、ビジネスや政治の場面でよく使われる言葉です。例えばビジネスシーンでは、会社が吸収合併をすることなどを指します。

政治の場面でもよく使われます。政党同士の癒着(ゆちゃく)や利害関係による断裂など、政界では「離散集合」が良く行われているからです。

 

「離合集散」は「離合聚散」とも書きます。「聚」は「集まる」という意味です。また、前後を入れ替えて「集散離合(しゅうさんりごう)」とも言います。

「離合集散」の使い方

  1. M&Aによる企業の離合集散が活発だ。
  2. そのユニットは、離合集散をくり返して今の状態に落ち着いた。
  3. たび重なる離合集散を経て、この組織はできあがった。

ビジネスシーンで使うことが多いですが、その他の場面でも使います。

「離合集散」の類義語

「離合集散」には以下のような類義語があります。

  • 合従連衡(がっしょうれんこう):そのときの利害に従って、他国と結びついたり離れたりすること
  • 離散集合(りさんしゅうごう):離れては集まり、集まっては離れたりすること
  • 分合集散(ぶんごうしゅうさん):離れたり集まったりをくり返すこと
  • 雲集霧散(うんしゅうむさん):たくさんのものが集まっては消えていくこと

「合従連衡」の「合従」は南北の同盟、「連衡」は東西の連合という意味です。中国の戦国時代の弁論家・蘇秦(そしん)が、秦に対抗するために南北の六国を同盟させる「合従策」を唱えたことに由来します。

さらに蘇秦が失脚したあと、政治家である張儀(ちょうぎ)は、その六国を別々に秦に服従させる「連衡策」を唱えました。

弱者が力を合わせて強者に対抗する合従策と、弱者が強者と手を組む連衡策は相反する政策であり、この出来事がもととなって「そのときの利害に従って、他と結びついたり離れたりする」という意味の「合従連衡」という言葉が生まれました。

「連衡」を「れんごう」と読んだり、「連合」と書いたりしないように注意しましょう。

「分合集散」の「分合」は「離れたり集まったりすること」です。

「離合集散」の英語訳

「離合集散」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • meeting and parting
    (集まることと離れること)
  • gathering and scattering
    (集まることと分散すること)
  • alliance and rupture
    (同盟と断裂)
  • discrete set
    (離合集散)

以下で例文をご紹介します。

  • The jazz band repeated meetings and partings.
    (そのジャズバンドは離合集散をくり返した)

まとめ

以上、この記事では「離合集散」について解説しました。

読み方離合集散(りごうしゅうさん)
意味集まったり離れたりすること
類義語合従連衡、離散集合、分合集散など
英語訳meeting and parting(集まることと離れること)、gathering and scattering(集まることと分散すること)、discrete set(離合集散)

ビジネスや政治のニュース等で耳にすることが多い言葉なので、類義語も含めて頭に入れておきましょう。