四字熟語「雲集霧散(うんしゅうむさん)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「雲集霧散(うんしゅうむさん)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「雲集霧散」の意味をスッキリ理解!

雲集霧散(うんしゅうむさん):たくさんのものが集まったり散ったりすること

「雲集霧散」の意味を詳しく


「雲集霧散」とは、たくさんのものが集まったり散ったりすることです。また、たくさんのものが集まったかと思うと、あっという間に消えてしまうことという意味を表す場合もあります。

「雲のように集まり、霧のように散る」という意味から転じて、これらの意味を表す四字熟語として使われるようになりました。

「雲集霧散」は、「雲のごとく集まり霧のごとく散(さ)んず」とも読むこともあります。

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「雲集霧散」の使い方

「雲集霧散」は、以下のように使われます。

  1. ハロウィン当日の渋谷駅は、まさに雲集霧散だ。
  2. あの人の周りは雲集霧散を繰り返しているため、何だか信頼することができない。
  3. 世の中の関心の移り変わりは、まさに雲集霧散のようだ。
①は、たくさんの人が集まったかと思うと、あっという間に去ってしまうことを表しています。ハロウィン当日、渋谷駅には多くの人が集まりますが、イベントが終わってしまうと、それまでの賑わいが嘘かのようにあっという間に人がいなくなりますよね。

②は、その人を取り巻く人々が入れ替わり立ち替わり変化しているという意味です。

③の「雲集霧散」は、流行の移り変わりを例えた言い方です。「一発屋」という言葉があるように、人々の関心はすぐに新しいものへと変化するものです。

「雲集霧散」の由来

「雲集霧散」は、『文選(もんぜん)』という中国の詩文集に由来しています。

文選に収められている、班固(はんこ)という人物が詠んだ「西都腑(せいとふ)」という詩がその由来です。その詩では、渡り鳥が行ったり来たりする様子を、「雲のごとく集まり霧のごとく散んず」と表現されています。

ここから、「雲集霧散」という四字熟語が生まれました。 

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「雲集霧散」の類義語

「雲集霧散」には以下のような類義語があります。

  • 集散離合(しゅうさんりごう):離れては集まり、集まっては離れたりすること
  • 離合集散(りごうしゅうさん):離れては集まり、集まっては離れたりすること
  • 分合集散(ぶんごうしゅうさん):離れては集まり、集まっては離れたりすること

これらの四字熟語は、「協力したり対立したりすること」という意味を表すこともあります。

また、「集散」「離合」「分合」はいずれも離れたり集まったりすることで、上記の3つの類義語は、同じ意味の言葉を重ねて強調した四字熟語です。

「雲集霧散」の英語訳

「雲集霧散」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • gathering like clouds and vanishing like mist
    (雲のように集まり霧のように消える、雲集霧散)
  • swarming and scattering
    (群れては散る)

gatherは「集める」「寄せ集める」 という意味です。vanishは「消える」「なくなる」という意味の英単語です。likeは「〜のように」と訳され、 “gathering like clouds and vanishing like mist” で「雲のように集まり、霧のように消える」と訳すことができます。

swarmは「群がる」「たかる」「群れをなして動き回る」という意味です。scatterは「まく」「まき散らす「散らす」と訳します。

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まとめ

以上、この記事では「雲集霧散」について解説しました。

読み方雲集霧散(うんしゅうむさん)
意味たくさんのものが集まったり散ったりすること
由来『文選』
類義語集散離合、離合集散、分合集散
英語訳gathering like clouds and vanishing like mist(雲のように集まり霧のように消える、雲集霧散)

人々の関心というものは話題になると凄まじい勢いで集まりますが、忘れられるのも早いものです。流行に敏感であることと同時に、古き良きものを大切にする心も持ち合わせたいものです。

「雲集霧散」の意味と使い方を覚え、正しく使えるようにしましょう。

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