今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「リバーシブル」です。
「リバーシブル」の意味、使い方、語源、類義語、対義語についてわかりやすく解説します。
☆「リバーシブル」をざっくり言うと……
英語表記 | リバーシブル(reversible) |
---|---|
意味 | 裏も表も同様に使用できること |
語源 | 英語の”reversible” |
類義語 | 可逆 |
対義語 | 不可逆 |
このページの目次
リバーシブル」の意味をスッキリ理解!
「リバーシブル」の意味を詳しく
「リバーシブル」とは、裏面も表面も同様に使用できることです。
「リバーシブル」は英語のreversibleが語源となっています。英語のreversibleは日本語同様に「裏表兼用のもの」という意味を持っています。
「リバーシブル」という言葉は主に衣類に使われます。たとえば、裏面と表面それぞれに異なるデザインが施してある「リバーシブルコート」があります。1枚で2つのデザインが楽しめるという機能を持っているコートです。
「リバーシブル」の使い方
- ショッピングセンターでお気に入りのジャケットを見つけたらリバーシブルジャケットだったので、嬉しくなった。
- リバーシブルスーツは1枚で2つの異なるデザインを持っているので、毎日スーツを着用する人にとってありがたいものだ。
- 私の会社は防犯対策としてリバーシブルキーを使っている。
上の例文のように「リバーシブル」は、主に名詞とともに用いられます。英語でも、 “reversible suit” のように名詞とともに使用されます。
①の「リバーシブルジャケット」は「裏と表のデザインが異なるジャケット」のことです。裏返すことで異なるデザインになるため、飽きにくく、お財布にも優しいですよね。
②の「リバーシブルスーツ」は、①と同様に「表面でも裏面でも着用できるスーツ」という意味を持っています。
③の「リバーシブルキー」は、鍵の裏面表面のどちらを上にして差し込んでも開錠できる鍵のことを言います。一般の鍵屋ではコピーができないため、防犯対策にもなります。その上、通常の鍵のようにどちらが上向か下向きか気にせず開けることができるため、便利な鍵であると言えます。
「リバーシブル」の語源
リバーシブルの語源は英語のreversibleです。
reversibleは上記のように「裏表どちらも使える」という英語の形容詞です。
「反対に」という意味の “re” 、「向きを変える」という意味の “verse” 、「〜できる」という意味の “ble” 、この3つを組み合わせてreversibleとなっています。
「リバーシブル」の類義語
リバーシブルには以下のような類義語があります。
- 可逆:逆に戻りうること、もとの状態に戻りうること
「可逆」とは、「逆に戻りうること」「もとの状態に戻りうること」を表します。主に、医療や化学の場面で用いられる言葉です。
たとえば、水を冷やすと氷になり、反対に氷を温めると水に戻ります。このように「一度起きた変化がまた元に戻ること」を「可逆的」と言います。
「リバーシブル」の対義語
リバーシブルには以下のような対義語があります。
- 不可逆:再びもとの状態にもどれないこと
「不可逆」とは、「一度変化が起きた後もとに戻らないこと」を表します。「可逆」という言葉と同様に「不可逆」という言葉も主に、医療や化学の場面で用いられます。
たとえば、紙を燃やした場合、燃やされた紙は酸素と結合して灰になります。この場合、灰は元の紙に戻ることはできません。このような現象を「不可逆的」と言います。
まとめ
以上、この記事では「リバーシブル」について解説しました。
英語表記 | リバーシブル(reversible) |
---|---|
意味 | 裏も表も同様に使用できること |
語源 | 英語の”reversible” |
類義語 | 可逆 |
対義語 | 不可逆 |
「リバーシブル」の意味について理解できましたか。日本語では表しづらいニュアンスを持つ言葉だといえるでしょう。しかし、「リバーシブル」は身近な言葉でもあります。意味を理解し、正しく使えるようにしましょう。