今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「リニューアル」です。
「リニューアル」の意味・使い方・語源・類義語、日本語の「リニューアル」と英語の違いについてわかりやすく解説します。
☆「リニューアル」をざっくり言うと……
英語表記 | リニューアル(renewal) |
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意味 | 古くなったものを改装し、新しくすること |
語源 | 英語 “renewal” |
類義語 | リフレッシュ、リボーンなど |
このページの目次
「リニューアル」の意味をスッキリ理解!
「リニューアル」の意味を詳しく
「リニューアル」とは、古くなったものを再開発することです。一般的に店・製品を改装・改造した際に使われる言葉です。
「リニューアル」が最も使われる場面の一つに、「リニューアルオープン」があります。これは、もともとその場所に存在していた建物が改装され、新たにレストランや百貨店として新規開店する際に使われる言葉です。
「リニューアル」が広まった背景
「リニューアル」が広く使われるようになった背景には、昭和50年代の百貨店の動きがあります。当時の日本では全国各地に大手スーパーが進出を始めており、百貨店は勢いに衰えが見え始めていました。
そこで、大手スーパーに負けないために、多くの百貨店がリニューアルを行い始めたのです。
ここから「既存のお店を活性化させるために改装をすること」という意味でのリニューアルが多くの人に使われるようになりました。
「リニューアル」の使い方
- 前までこの通りにあった空き家が、民泊としてリニューアルされていた。
- この商品の人気を再興させるため、パッケージをリニューアルして販売する。
上の例文のように、古くなったものを新しくする際にリニューアルは用いられます。
「リニューアル」の語源
リニューアルの語源は英語の “renewal” です。
この言葉は、次のような言葉が合わさった単語となっています。
- re:再び
- new:新しい
- al:(意味はもたないものの、名詞化の役割をもつ)
これらが合わさることで、リニューアルの元である “renewal” が作られています。英語の“renewal”もカタカナ語のリニューアルと同様、「再開・復活」という意味をもちます。
「リニューアル」の類義語
リニューアルには以下のような類義語があります。
- リフレッシュ:元気を回復すること
- リボーン:生まれ変わること
- リノベーション:修理・修繕
「リフレッシュ」と「リニューアル」の違い
リフレッシュは、「生き生きとよみがえらせること」という意味をもつ言葉です。
「リニューアル」と「リフレッシュ」の違いは以下の通りです。
- リニューアル:物体に対して使われる
- リフレッシュ:人に対して使われる
「リボーン」と「リフレッシュ」の違い
リボーンは「再生」という意味をもつ言葉です。リニューアルにも再生という意味があるため、非常に意味合いが近い言葉となっています。
「リフレッシュ」と「リボーン」の違いは以下の通りです。
- リフレッシュ:物体に対して使われる
- リボーン:人に対して使われる
「リノベーション」の意味
リノベーションは「修理・改装」という意味をもつ単語です。またこの言葉は「再び」を表す “re” に、「革新・革命」を表す英単語 “innovation” が合わさった単語であるため、「革新・刷新」という意味ももちます。
この言葉が使われるフレーズとして、「リノベーション物件」というものがあります。これは、古くなってしまった住宅を修繕し、快適に住めるようにした物件を表す言葉です。
日本語の「リニューアル」と英語の違い
カタカナ語のリニューアルは、店舗・製品・ホームページなど、様々なものを新しくする際に使うことができます。しかし、カタカナ語のリニューアルを使う場面の中には、英語に直すと “renewal” を使わないものも多くあります。
英語で “renewal” を使わない場面には以下のような例があります。
- website design
(ホームページをリニューアルする) - new package
(製品のパッケージをリニューアルする)
まとめ
以上、この記事では「リニューアル」について解説しました。
英語表記 | リニューアル(renewal) |
---|---|
意味 | 古くなったものを改装し、新しくすること |
語源 | 英語 “renewal” |
類義語 | リフレッシュ、リボーンなど |
このように、リニューアルにはさまざまなな意味があります。意味や使い方をしっかりと覚えておきましょう。