故事成語「三顧の礼」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、故事成語の「三顧の礼(さんこのれい)」です。

言葉の意味や由来や例文や英語訳について、わかりやすく解説します。

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「三顧の礼」の意味

三顧の礼:礼儀を尽くして、他人に頼みごとをすること

「三顧の礼」の意味を詳しく


「三顧の礼」とは、立場のある人が目下の立場の人相手に、とても丁寧に礼を尽くして頼みごとをすることです。何かを頼むときや、その相手を勧誘して迎え入れるときに使われます。

「三顧」とは、三度訪れるという意味です。「三個」と書かないように注意しましょう。

同じ意味を持つ四字熟語として、「草廬三顧(そうろさんこ)」があります。

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「三顧の礼」の由来

「三顧の礼」という故事成語は、三国時代の中国の逸話が元になっています。出師表(すいしのひょう)という文書の中に書かれています。

三国時代の中国は、魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)という三国に分かれて、勢力を争っていました。劉備(りゅうび)は、そのうちの 1 つである、蜀の将軍でした。

蜀には当時、作戦を立てる専門家がおらず、他の国と比べると、いまひとつ力を出し切れずにいました。

 

そんな時、当時あまり有名ではなかった諸葛亮(しょかつりょう)の存在をうわさに聞き、自分の軍の作戦担当として迎え入れたいと考えました。当時劉備は 40 代で、諸葛亮は 20 代でした。年齢も立場も、劉備の方がはるかに上でした。

一回目と二回目に訪ねた時は、劉備は諸葛亮に会うことができませんでした。しかし劉備はあきらめず、三度目に訪れた時に、やっと会うことができました。そして、諸葛亮に、自分の味方として働くよう頼みました。

諸葛亮は、何度も訪ねてきてくれた劉備の丁寧な態度に感激し、劉備の軍に参加しました。諸葛亮は無名でしたが、非常に頭がよく、彼のおかげもあって、蜀は力をつけていきました。

このエピソードから、「立場が上の人が、下の人に対して礼を尽くして頼みごとをすること」を「三顧の礼」と言うようになりました。

「三顧の礼」の例文

「三顧の礼」は、文章中では次のように使われます。

  1. 三顧の礼を尽くしてお願いをする。
  2. 三顧の礼のようなことをされたら、引き受けないわけにはいかない。
  3. 彼は、社長が三顧の礼をしたほどの優秀な人材だ。

本来は、「目上の人が目下の人に頼む」際に使われる言葉です。しかし、立場の部分はあまり気にせず、「丁寧にお願いする」という意味で使われることが多くあるようです。

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「三顧の礼」の英訳

「三顧の礼」は、英語では以下のように表されます。

To repeat requests with all eagerness.
(熱心にお願いを繰り返す)

まとめ

以上、この記事では「三顧の礼」の意味や由来について解説しました。

読み方三顧の礼(さんこのれい)
意味目上の人が目下の人に対し、礼を尽くしてお願いをすること
由来劉備が諸葛亮の元を三度訪れて、自軍に勧誘したこと
英訳To repeat requests with all eagerness

漫画や本で三国志を読み、その中でこの「三顧の礼」のエピソードを目にしたことがある人も多いと思います。

そのため、比較的日常の中でも使いやすい故事成語です。ぜひ使ってみてください。

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