「招聘(しょうへい)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「招聘」です。

言葉の意味・「招聘状」の意味・使い方・語源・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「招聘」の意味をスッキリ理解!

招聘(しょうへい):礼儀を尽くして人を招くこと

「招聘」の意味を詳しく

「招聘」とは、礼儀を尽くして人を招くことです。

相手を招待して丁寧にもてなす場合に使われる言葉です。特に立場が上の人が自分より立場が下の人を招く際に使います。

「招聘状」の意味

「招聘状」とは、「ビザ取得の際に必要になる入国する側の企業や人からの推薦状のようなもの」のことです。ビザとは、ある国の居住者ではない人がその国に入国するときに、必要になる入国許可証のようなものです。

日本から台湾など、ビザの申請が必要ない国同士もありますが、長期滞在やビザの取得の条件がとても厳しい国への入国のためには、留学やビジネスなどの正当な理由が必要とされたりします。

その際に、「招聘状」があることでビザの取得が安易になります。その国に行く理由が、その国の人間や企業によって証明されるためです。

「招聘」の使い方

  1. 有名な学者から招聘を受けて、研究発表会で3年間の研究の成果を報告した。
  2. その会に行くかは1週間悩んだが、最終的には招聘に応じることにした。
  3. そのイベントへの招聘は、非常に名誉なことだ。

「招聘」は、立場が上の人が自分より立場が下の人を招く際に使います。

目上の人を招待する際には、いくら礼儀正しく招くつもりであっても「招聘」を使うのは正しくありません。

このような意味から、「招聘」は招く側ではなく招かれる側が使用するのが一般的です。

「招聘」の語源

「招」の漢字には、以下のような意味があります。

  • 招く
  • 呼び寄せる

「聘」の漢字には、以下のような意味があります。

  • 礼を厚くして招き迎えること
  • 贈り物を持って人を訪問する

ふたつの文字を掛け合わせて「礼を厚くして招くこと」という意味の漢字になります。

「招聘」の類義語

「招聘」には以下のような類義語があります。

  • 招待(しょうたい):客を招いてもてなすこと
  • 招致(しょうち):招いて自分のところに来てもらうこと
  • 招請(しょうせい):頼んで来てもらうこと・招き迎えること

「招聘」と「招待」の違い

「招聘」は、単純に「客を招いてもてなすこと」という意味の言葉です。

それに対して「招聘」には、「立場が上の人が自分より立場が下の人を招く」という意味が含まれます。そのため、使う場面には注意が必要です。

自分より立場が上の人を招待するときに「招待」は使うことができますが、「招聘」は使うことはできません。

「招聘」と「招致」の違い

「招致」は「招いて自分のところに来てもらうこと」という意味ですが、特にイベントや企業などを招待するという意味で使われます。

人に対して「招致」が使われることは少ないです。

たとえば、「オリンピックを招聘する」は正しくなく、「オリンピックを招致する」が正しい言い方になります。

「招聘」と「招請」の違い

「招請」には、「頼んできてもらう」という「お願い」のニュアンスが含まれています。

「招聘」のような「下の立場のものを招待する」という意味はなく、むしろ「お願いする」ということで招く側の方が下手に出ているのです。

「招聘」の英語訳

「招聘」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • invitation
    (招待)

まとめ

以上、この記事では「招聘」について解説しました。

読み方招聘(しょうへい)
意味礼儀を尽くして人を招くこと
語源「礼を厚くして招くこと」という意味の漢字から
類義語招待、招致、招請
英語訳invitation(招待)

「招聘」は少し難しい言葉ですが、類義語との使い分けなどをしっかりと理解しておきましょう。