「パラサイト」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「パラサイト」です。

「パラサイト」の意味、使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。

「パラサイト」の意味をスッキリ理解!

パラサイト(parasite):他者に依存する人、寄生生物

「パラサイト」の意味を詳しく

「パラサイト」とは、「他者に依存して生きる人」を指します。また、「寄生生物」を意味します。

それぞれの意味を解説します。

「他者に依存して生きる人」の意味を詳しく解説

「他者に依存して生きる人」をかみ砕いて言い換えると、「本来養われる義理がない人からお金などのサービスを一方的に受けている人」となります。

特に、「成人したあとも親に依存している人」を「パラサイト・シングル」と表現します。

「寄生生物」の意味を詳しく解説

「寄生生物」とは「他の生物から栄養などを一方的に奪って生きる生物」を意味します。有名な寄生生物を以下にまとめました。

  • ハリガネムシ
    カマキリやカマドウマに寄生します。秋になると宿主の体外に出て、水中で産卵します。
  • エキノコックス
    キツネを宿主とする寄生虫です。幼生がヒトに寄生すると、無性生殖を繰り返し増殖するため、危険な症状を引き起こします。
  • ラフレシア
    ブドウ科植物の根に寄生し、直接花を咲かせます。厚みのある花弁を持ち、世界最大の花としてよく知られています。
ハリガネムシとエキノコックスは寄生虫、ラフレシアは寄生植物に分類されます。

「パラサイト」の使い方

  1. 博士課程に進学した学生をパラサイトシングルと呼ぶのはやめた方がいいのではないかな。
  2. ここのジャングルはパラサイトが多く、非常に複雑な生態系を形成している。
  3. 彼女の家に上がり込んで生活しているが、パラサイトと言われないように家事を手伝っている。

上の例文のように、「他者に依存して生きる人」を指して使われることが多いでしょう。

①は「成人したあとも親に依存している人」という意味で「パラサイトシングル」を使用しています。

②の「パラサイト」はジャングルに住む「寄生生物」を指しています。

③の「パラサイト」は「他者に依存して生きる人」を表しています。

「パラサイト」の語源

パラサイトの語源はラテン語の “parasitus” です。

ラテン語の “parasitus”は「食客(しょっきゃく、しょっかく)」を意味します。「食客」とは「客の待遇で抱えておく人」を指しており、カタカナ語の「パラサイト」と近い意味を持っていることがわかります。

“parasitus”は、側を意味する“para”と食べ物を意味する“situs”が組み合わさり生まれた言葉です。もともとの「他人の食卓で食事する人」という意味から「食客」を表すようになりました。

「パラサイト」の類義語

パラサイトには以下のような類義語があります。

  • 食客:客の待遇で抱えておく人、他人の家に居着いて食わせてもらっている人
  • 居候:他人の家にただでおいてもらうこと
  • 共生:一緒に生きてゆくこと、異種の生物が相手の足りない点を補い合いながら生活する現象

食客

客の待遇で抱えておく人、他人の家に居着いて食わせてもらっている人を指します。

「食客」には、宿主が進んで養っているというニュアンスがあります。

居候

他人の家にただでおいてもらうことです。

「パラサイト」と依存しているという意味は共通ですが、「居候」は「家に住み着いている」という意味が加わります。

共生

一緒に生きてゆくこと、異種の生物が相手の足りない点を補い合いながら生活する現象を指します。

「パラサイト」は片方の生物のみが恩恵を受けますが、「共生」はどちらの生物にも利点があります。

まとめ

以上、この記事では「パラサイト」について解説しました。

英語表記パラサイト(parasite)
意味他者に依存して生きる人、寄生生物
語源ラテン語の “parasitus”
類義語食客、居候、共生など

人を指して「パラサイト」を使うと、その人を貶める表現となります。使うときは注意してください。