「共生(きょうせい)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「共生(きょうせい)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「共生」の意味をスッキリ理解!

共生(きょうせい):複数の生き物が同じ場所で生活すること

「共生」の意味を詳しく

「共生」という熟語は、「複数の人間や生き物が同じところで生活すること」という意味です。訓読みで「共に生きる」と読めば、意味が分かりやすくなりますね。

また、同じ場所で住んでいるだけでなく、お互いに良い影響を与え合っているというニュアンスも含んでいます

近年は、「いろいろな種類のものがあること」を意味する「多様性」という概念が重要視されてきています。この文脈において「共生」は、「国籍、民族、障がいの有無などに関わらず、対等な関係で生きていくこと」という意味で使われています。

この意味で「共生」が使われる例として、「多文化共生」という言葉があります。「多文化共生」とは、文化の相違をお互いに認め合い、対等に関わり合いながら生きていくことを指します。

生物学用語としての「共生」

「共生」は、生物学の専門用語としても用いられています。この場合の「共生」は、「2種類の生物の一方または両方が、利益を受けながら共に生活する関係」という意味となります。例えば、AがBを敵から身を守り、その代わりにBがAに養分を供給するなどです。

一方のみが利益を受ける場合は「片利(へんり)共生」といい、両方の場合は「相利(そうり)共生」といいます。

他にも、生物同士の関係には「AがBを食べる」という「捕食関係」や、「AがBから利益を奪う」という「寄生関係」などがあります。

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「共生」の使い方

「共生」の使い方の例として、以下のような文が挙げられます。

  1. この村では、3つの民族が共生している。
  2. 資源に乏しい日本は、世界の国々と共生することが大事だ。
  3. クマノミとイソギンチャクは共生関係にある。

上記の例文のように、「共生」は「共生する」というように動詞の形で使われるのが一般的です。

また、③の例文は、生物学用語として「共生」を用いています。

イソギンチャクの毒は、クマノミには効きません。そのためクマノミはイソギンチャクを安全なねぐらとして利用しているのです。対してイソギンチャクも、なわばり意識の強いクマノミが敵を追い払ってくれるなどのメリットを得ていると言われています。

「共生」の類義語

共生には以下のような類義語があります。

  • 共存:複数のものが同時に存在すること

「共生」と「共生」は、「複数のものが同じ場所にいる」という意味において共通しています。

しかし、「共生」に含まれる「お互いに影響を与え合っている」というニュアンスは「共存」にありません。

どちらも、近年よく取り上げられる「多様性」という文脈で頻出する言葉であるため、違いをきちんと理解しておきましょう。

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「共生」の英語訳

共生を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • live together
    (共に生きる)
  • symbiosis
    (共生)

一般的な意味の「共生」を表したい場合は、”live together” を用いましょう。

対して、生物学用語としての「共生」には “symbiosis” を使います。例えば、「共生関係」は “symbiosis” を形容詞の形で用いて “a symbiotic relationship” と表現することができます。

まとめ

以上、この記事では「共生」について解説しました。

読み方 共生(きょうせい)
意味 複数の人間や生き物が同じ場所で生活すること
類義語 共存
英語訳 live together(共に生きる)、symbiosis(共生)

「共生」という熟語は、近年特に注目されてきている言葉の一つです。多様な価値観をお互いに認め合い、共生することのできる社会を作っていきたいですね。

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