アウトバウンドとは「外に出ていく」という意味です。
仕事やニュースでアウトバウンドという言葉を聞いたことがある方は多いでしょう。
しかし、実際には意味がわからず、なんとなく使っているという方もいるのではないでしょうか。
この記事ではアウトバウンドの意味や使い方、語源、類義語、対義語、目的について解説します。
☆「アウトバウンド」をざっくり言うと……
英語表記 | アウトバウンド(outbound) |
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意味 | 外に出ていく |
語源 | 英語の“outbound” |
類義語 | 外勤 海外旅行 発信 など |
対義語 | インバウンド 内向き 受電 など |
「アウトバウンド」の意味
外に出ていく
例:新規顧客開拓のため、アウトバウンド業務を行う。
アウトバウンドは「外に出ていく」という意味です。
アウトバウンドは分野によって異なる使い方をします。
以下にそれぞれの意味を解説します。
営業におけるアウトバウンド
営業におけるアウトバウンドは、企業側から顧客にかける営業のことです。
以下に具体的なアウトバウンド営業の手法を解説します。
- 飛び込み営業
アポを取らずに法人や個人宅に訪問する営業手法 - テレアポ
電話を通じて訪問の日時や場所を決めること、テレフォン・アポイントメントの略 - テレマーケティング
直接資料請求の受付や販売促進を行うこと - セールスレター
モノやサービスを売るための広告文 - DM
個人宛に宣伝目的で送られる印刷物や電子メール、ダイレクトメッセージ - プレスリリース
報道機関に向けた情報提供 - メルマガ
電子メールを利用して定期的に配信される情報提供サービス、メールマガジン
アウトバウンドには以下の目的があります。
- 新規顧客の獲得
- 既存顧客の維持
通信・ネットワークにおけるアウトバウンド
通信・ネットワークにおけるアウトバウンドは、外部に向けて情報を発信することです。
アウトバウンドトラフィック、アウトバウンドデータ、アウトバウンド接続とも言います。
Webにおけるアウトバウンド
Webにおけるアウトバウンドは、Webページで外部サイトにアクセスするためのリンクのことです。
アウトバウンドリンクとも言います。
観光・ホテル業界におけるアウトバウンド
観光・ホテル業界におけるアウトバウンドは、国内から海外に出ていく観光客のことです。
「アウトバウンド」の使い方
アウトバウンドは以下のように使います。
- 新規顧客開拓のため、アウトバウンド業務を行う。
- パソコンからアウトバウンドトラフィックが検出された。
- アウトバウンドデータを管理する。
- アウトバウンド通信により、インターネットを楽しむ。
- アウトバウンドリンクを踏んでサイトにアクセスする。
- コロナ禍でアウトバウンドが減っている。
「アウトバウンド」の語源
アウトバウンドの語源は英語の “outbound” です。
“outbound”は「外国行きの」という意味です。アウトバウンドは英語の“outbound”がカタカナ語に変換したものです。
「アウトバウンド」の類義語
アウトバウンドには以下のような類義語があります。
- 外勤(がいきん)
社外で仕事をすること - 海外旅行
国外に旅行をすること - 発信
電信・電波などを発すること - 外回り
会社の外に出て取引先を回ること
「アウトバウンド」の対義語
アウトバウンドには以下のような対義語があります。
- インバウンド
①顧客から企業に訪問してもらう営業手法
②海外からの観光客 - 内向き
内側を向いていること - 受電(じゅでん)
電報を受けること - 訪日(ほうにち)
日本を訪れること - 訪日外客
日本を訪れる外国人旅行者 - 外客(がいきゃく・がいかく)
日本を訪れる外国人旅行者
インバウンドをさらに詳しく
アウトバウンドの対義語インバウンドについてさらに詳しく解説します。
インバウンドは顧客から企業に訪問してもらう営業のことを指します。
インバウンドは以下のような媒体を経由して実現できます。
- コーポレートサイト
会社のWebサイト - オウンドメディア
自社で保有するメディア - SNS
ソーシャルネットワーキングサービス、TwitterやLINEなど - ホワイトペーパー
政府機関などが公式に発行する年次報告書、白書
「アウトバウンド」のまとめ
以上、この記事ではアウトバウンドについて解説しました。
英語表記 | アウトバウンド(outbound) |
---|---|
意味 | 外に出ていく |
語源 | 英語の“outbound” |
類義語 | 外勤 海外旅行 発信 など |
対義語 | インバウンド 内向き 受電 など |
この記事ではアウトバウンドについて解説しました。
対義語のインバウンドと合わせて覚えておきましょう。