インバウンドの意味は?コールセンターや観光での意味を徹底解説!

言葉

インバウンドとは「外国人が自国に訪れてくる形式の旅行」という意味です。

観光業での意味はよく知られていますが、ビジネスやITにおける意味を知っている人は少ないですよね。

この記事では、複数の分野におけるインバウンドの意味を詳しく解説します。

☆「インバウンド」をざっくり言うと……

英語表記インバウンド(inbound)
意味外国人が自国に訪れてくる形式の旅行
語源「海外からの旅行」という意味の英単語 “inbound”
類義語訪日外国人旅行
訪日旅行など
対義語アウトバウンド
プッシュ型マーケティングなど

「インバウンド」の意味

インバウンド

外国人が自国に訪れてくる形式の旅行
例:来年はインバウンドの増加を狙う。

インバウンドとは、外国人が自国に訪れてくる形式の旅行のことです。

日本では、外国人が日本へ訪れることを表すのです。

主に、観光業界や航空業界において使われます。

インバウンドは経済的に大きな利益を生む一方で、地域や国家には悪影響を及ぼすこともあります。

日本へのインバウンド

日本へのインバウンドのことは、特に「訪日旅行」とも呼ばれます。

「インバウンド」の分野ごとの意味


インバウンドは主に観光・旅行業界で使われますが、以下の2つの分野で使われることもあります。

  1. ビジネス
  2. IT

分野➀:ビジネス

ビジネスにおけるインバウンドは、以下の2つの意味があります。

  1. 顧客が自分から企業へとアプローチをかけてくること
  2. コールセンターの受電業務

顧客が自分から企業へとアプローチをかけてくること

一般企業におけるインバウンドは、「顧客が自分から企業へとアプローチをかけてくること」を表す言葉です。

以下のようなさまざまな顧客からのアプローチがインバウンドです。

  • 問い合わせのメール
  • 電話
  • 店舗訪問

コールセンターの受電業務

インバウンドには、コールセンターの「受電業務」を表す意味もあります。

電話対応業務を専門に行う部署をコールセンターと呼びます。

そしてコールセンターでの主要業務は、以下の2つに分かれます。

  • インバウンド
    顧客からの電話を受け付ける業務
  • アウトバウンド
    消費者へ電話をかけていく業務

分野➁:IT

ITにおけるインバウンドは、「データを外部から転送すること」です。

また、外部から転送されるデータ自体のことは「インバウンドデータ」と呼びます。

「インバウンド」の使い方


インバウンドは、以下のような形で使われることが多いです。

  • インバウンドを促進する
  • インバウンドを促す
  • インバウンド〇〇
  • インバウンドが増加する・減少する

実際の例文を見ていきましょう。

  1. 国を挙げてインバウンドを促進する。
  2. この地域はインバウンドビジネスで儲かっています。
  3. 我が国は、インバウンドによって成り立っていると言っても過言ではない。

「インバウンド」の語源


インバウンドの語源は英語の “inbound” です。

“inbound” は、以下のように構成されています。

  • in
  • bound
    ~行き

もともとは、「旅行」という意味の “tourism” と組み合わせた “inbound tourism” という言葉が「外国人の自国内への旅行」という意味でした。

しかし、言葉の省略化が進んだ結果として、英語圏では単に “inbound” と呼ぶようになりました。

そして、その “inbound” をカタカナ語表記したものがインバウンドになったのです。

「インバウンド」の類義語

インバウンドには以下のような類義語があります。

観光業の意味の類義語
  • 訪日外国人旅行
    外国人が日本へ旅行しに来ること
  • 訪日旅行
    外国人が日本へ旅行しに来ること
ビジネスの意味の類議語
  • プル型マーケティング
    顧客に自らを見つけてもらうためのマーケティング手法
  • 受電業務
    客からの電話を受ける業務
ITの意味の類議語
  • ロード
    データを読み込むこと

「プル型マーケティング」の意味

プル型マーケティングとは、顧客に自らを見つけてもらうためのマーケティング手法で、インバウンドマーケティングということもあります。

具体的には、以下のような方法で、見込み客に自社を見つけてもらう行為がプル型マーケティングに当たります。

  • インターネットの検索エンジンの結果ページに上位表示させる
  • SNSなどで拡散されるような投稿をする

「インバウンド」の対義語

インバウンドには以下のような対義語があります。

観光業の意味の対義語
  • アウトバウンド
    国内の日本人が海外へと旅行していくこと
  • 海外旅行
    国内の日本人が海外へと旅行していくこと
ビジネスの意味の対義語
  • アウトバウンド
    企業から直接見込み客に働きかけて購入や契約を促す戦略
  • プッシュ型マーケティング
    企業から直接見込み客に働きかけて購入や契約を促す戦略
  • 架電業務
    コールセンターから客へ電話をかける仕事
  • 発信業務
    コールセンターから客へ電話をかける仕事
ITの意味の対義語
  • アウトバウンド
    データを外部へと転送すること

「インバウンド」の関連語


インバウンドには以下のような関連語があります。

  • インバウンドマーケティング
    SNSなどを使ってインバウンドを促進するマーケティング戦略
  • インバウンドビジネス
    訪日外国人をターゲットにしたビジネス
  • インバウンド政策
    インバウンド客を増やすための制作
  • インバウンド需要
    訪日外国人による商品やサービスへの需要
  • インバウンド観光
    訪日外国人が行う観光
  • インバウンド対策
    外国人観光客に快適に観光してもらうための施策
  • インバウンド消費
    訪日外国人による消費活動のこと
  • インバウンド需要
    訪日外国人が生み出す需要
  • インバウンド雇用
    訪日外国人の増加によって生まれる雇用
  • インバウンド特需
    訪日外国人が生み出す大きな需要

「インバウンドマーケティング」の意味

インバウンドマーケティングとは、ソーシャルメディアやSNSなどを活用して、インバウンドを促進するマーケティング戦略のことです。

企業の認知度を上げることで、インバウンドを促したり、海外からの旅行客に自社のサービスなどを利用してもらうことを表します。

「インバウンドビジネス」の意味

インバウンドビジネスとは、自国に訪れる外国からの観光客をターゲットにしたビジネスのことです。

以下のように、さまざまなものがインバウンドビジネスに当たります。

  • ホテル業
  • 百貨店
  • 飲食店
  • タクシー

「インバウンド」のメリット

インバウンドでは、高い経済効果が期待できます。

自国内へ旅行しに来た外国人は、観光、食事、宿泊などで多くのお金を使ってくれます。

それによって、特に自国内の観光業が発展するのです。

「インバウンド」のデメリット


インバウンドのデメリットは、以下のようにいくつか挙げられます。

  • オーバーツーリズム
  • 観光客のマナー

デメリット➀:オーバーツーリズム

インバウンドのデメリットとして代表的なものにオーバーツーリズムがあります。

オーバーツーリズムとは、観光地に観光客が殺到して、宿泊施設や観光施設の許容限度を超えている状態を表します。

オーバーツーリズムによって、以下のような問題が引き起こされると言われています。

  • 観光客の満足度の低下
  • ごみ問題
  • 騒音問題

デメリット➁:マナー問題

インバウンドが増加することで、外国人観光客のマナーが問題視されることがあります。

私たちは、国や地域によって異なる文化を持っています。

そのため、日本ではマナー違反とされていることが海外では許容されているなどの違いが生じ、マナーの問題が騒がれるのです。

実際に、過去には中国人観光客のマナーが悪いという社会問題が起こりました。

「インバウンド」の日本における歴史


日本は、日本絵画や、戦後の映画などの文化作品によって、欧米諸国から注目されている国でした。

しかし、距離的な問題もあり、20世紀後半までは「遠い」「高い」「分からない」というイメージを強く持たれ、日本へのインバウンドは多くありませんでした。

 

その後、21世紀から観光業界の積極的な活動や、国のインバウンド政策によって、インバウンドが増加し始めます。

具体的には、2013年以降に訪日外国人旅行者数は急増しています。

訪日外国人旅行者急増は、以下のような複数の要因によって起こったと言われています。

  • ビザ要件の緩和
  • 免税措置
  • 円安基調
  • 近隣諸国の観光旅行の緩和

「インバウンド」のまとめ

以上、この記事ではインバウンドについて解説しました。

英語表記インバウンド(inbound)
意味外国人が自国に訪れてくる形式の旅行
語源「海外からの旅行」という意味の英単語 “inbound”
類義語訪日外国人旅行
訪日旅行など
対義語アウトバウンド
プッシュ型マーケティングなど

インバウンドの意味だけでなく、メリットやデメリットも理解しておきましょう。