ことわざ「鬼の首を取ったよう」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「鬼の首を取ったよう」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「鬼の首を取ったよう」の意味をスッキリ理解!

鬼の首を取ったよう:たいしたことをしていないのに、大手柄を立てたかのように喜び、得意がるさま

「鬼の首を取ったよう」の意味を詳しく


「鬼の首を取ったよう」は、たいしたことをしていないのに、大手柄を立てたかのように喜び、得意がる様子を表すことわざです。

客観的にみて手柄といえるほどのことでもないのに、過剰に喜んでいる人をあざけるような表現です。

「鬼の首でも取ったよう」とも言います。

ちなみに、「偉業を成し遂げること」「すばらしい働きをすること」という意味で使うと誤用になるので注意しましょう。

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「鬼の首を取ったよう」の使い方

  1. 彼はK大学に合格したことを鬼の首を取ったように自慢してくる。しかし、彼が浪人していることを考えると、それほどすごいことではないと思う。
  2. 彼はアイスバーを食べて、3回連続で当たりを出したことを、鬼の首を取ったように言いふらしている。しかし、正直どうでもいい。
  3. 彼の鬼の首を取ったような言い方が、ずっと前から好きではない。彼はもっと謙虚さを持つべきだと思う。
  4. 「俺は君たちより入学試験の点数がよかったから、特待生として入学したんだ。」と彼は自慢げに話しかけてきた。鬼の首を取ったような態度が気に食わなかった。

例文③や例文➃のように、「鬼の首を取ったよう」の後には「言い方」「態度」といった言葉を続けることが多いです。

「鬼の首を取ったよう」の由来

「鬼の首を取ったよう」は、鬼の首を取ったかのように自慢げにふるまう様子に由来しています。

鬼は、人に危害を加える空想上の怪物です。鬼は、醜い顔と恐るべき怪力を持ち、人を食らうと言われています。そのため、一般的には、悪い存在として認識されています。

童話『桃太郎』でも、鬼は近くの村から宝物を盗み、桃太郎から退治される「悪い」存在として描かれています。

 

「首を取る」とは、「相手を倒し、首を切り取る」ことです。つまり、「鬼の首を取る」ということは、悪い敵を殺す英雄的な行為であるといえます。

「鬼の首を取ったよう」は、そのようなすばらしい功績をあげたかのように喜び、得意がる様子を表現しています。

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「鬼の首を取ったよう」の類義語

「鬼の首を取ったようは以下のような類義語があります。

  • 小鼻をうごめかす:得意そうな表情をすること
  • 自画自賛:自分で自分のことをほめること
  • 鼻にかける:得意がり、自慢すること
  • 顎をなでる:得意そうな様子のたとえ

「鬼の首を取ったよう」の対義語

「鬼の首を取ったよう」には以下のような対義語があります。

  • 有れども無きが若(ごと)し:自分の才能をひけらかさず、謙虚な態度でいること
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「鬼の首を取ったよう」の英語訳

「鬼の首を取ったよう」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • triumphantly
    (勝ち誇って)
  • as if one had grabbed a demon by the neck
    (まるで悪魔の首を取ったかのように)
  • boastful
    (自慢したがる)

まとめ

以上、この記事では「鬼の首を取ったよう」について解説しました。

意味 たいしたことをしていないのに、大手柄を立てたかのように喜び、得意がるさま
由来 鬼の首を取ったように自慢げにふるまう様子
類義語 小鼻をうごめかす、鼻にかける、顎をなでるなど
対義語 有れども無きが若しなど
英語訳 as if one had grabbed a demon by the neck(まるで悪魔の首を取ったかのように)

「鬼の首を取ったよう」を、「偉業を成し遂げること」「すばらしい働きをすること」という意味だと思っていた人も多いのではないでしょうか。

もちろん文脈によってはこのような意味になることもありますが、ことわざとしての意味は異なります。「小さな手柄を過剰に喜び、自慢げにふるまう様子」が正確な意味です。

間違った意味で使わないように、しっかりおさえておきましょう。

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