「御中(おんちゅう)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「御中(おんちゅう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「御中」の意味をスッキリ理解!

御中(おんちゅう):郵便物の宛名が個人名でない時、その下に添える言葉のこと

「御中」の意味を詳しく

「御中」とは、葉書や手紙など、郵便物の宛名に使われる言葉です。宛名が個人名ではなく、官庁・会社・部署・施設など、団体の時に添える敬称のことです。「御中」は、ビジネスシーンでもよく使われます。団体や部署はわかっているが、誰に当てたら良いのかわからない場合にも使えます。

それぞれ漢字の意味を見てみましょう。

漢字の意味
  • 御:敬語を作る接頭辞であり、敬意を表す言葉。
  • 中:ある範囲の内側。
漢字の意味からもわかるように、「御中」は、宛名となる団体という大きな枠の中すべてに対して、敬意を表すための言葉です。

「御中」の使い方

「御中」は、郵便物の宛名に添える敬称と述べましたが、使う時のポイントがいくつかあるので、説明していきます。

使用例は次のようになります。

使用例
  • ○○株式会社 営業部 御中
  • ○○県立 ○○高等学校 御中
  • ○○大学 事務局 学生支援係 御中
  • 株式会社○○ 営業部 お得意様キャンペーン係 御中
使う時のポイント
  1. 縦書き、横書きに関わらず使える。
  2. 会社名や部署名の後に半角程度の余白をあけてから使う。
  3. ビジネスメールでも使える。
②にある通り、「御中」は、宛名の後ろに軽く余白を空けてから書きます。葉書や手紙で書く際には注意が必要です。

また、返信用封筒や往復葉書など、企業や団体が発行したもので、「○○会社 行」というように、へりくだった「行」が使われている場合があります。

宛名が個人名でない場合は、「行」に二重線を引き、「御中」と書き加えます。基本的には、縦書きの時は「行」の下、または向かって左横、横書きの時は、「行」の下または向かって右横に「御中」と書き入れます。書き加える場合はスペースやバランスの問題もあるので、場所はあまり神経質に考える必要はありませんが、意識してみても良いでしょう。

 

③にある通り、「御中」はメールの宛名にも使えます。しかし、メールの場合は名前がわかっていることの方が多いかもしれません。営業メールなど、新規の取引先への連絡で担当の名前がわからない時などに使うことができます。

担当の名前がわからない時に、「ご担当者様」ということがあり、この場合は「様」を使っているので、「御中」を使えません。

「御中」の類義語

御中には以下のような類義語があります。

  • :手紙や葉書など、郵便物の宛名が個人名の時に宛名の後ろに添える敬称。
  • 殿:目上から目下への敬称。
  • 各位:特定の複数人にむけた内容に使う言葉。

これらは併用して使うことはできません。たとえば、宛名に会社名と個人名が続くことがありますが、「○○会社 御中 ○○ 様」のように併用はしないで、「○○会社 ○○ 様」というように「様」を優先して使うようにします。

殿は、目上の人に使うと失礼にあたってしまうため、注意しましょう。

「御中」の英語訳

御中を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • Dear
    (親愛なる)

英語圏では手紙や葉書で宛名に敬称をつける概念がないので、気持ちを表す言葉を使います。

まとめ

以上、この記事では「御中」について解説しました。

読み方御中(おんちゅう)
意味郵便物の宛名が個人でない時に、宛名につける敬称
類義語様・殿・各位など
英語訳Dear(親愛なる)

「御中」は、よく目にする言葉ですが、使う時は少し不安になることもあるでしょう。その際は、誰に剥けたもの郵便物かを意識しましょう。団体に向けた郵便物の時に「御中」を使います。