「オキドキ(oki doki)」の意味とは?何語が語源なのか解説

言葉

オキドキとは「了解」「さて」という意味です。

平たくいえば「OK」と同じ意味になるため、一見簡単そうに感じられますね。

しかし、オキドキという言葉を使いこなすには、語源を正しく理解しなければいけません。

そこで、この記事では、オキドキの意味や語源、使い方、類義語について詳しく解説します。

☆「オキドキ」をざっくり言うと……

英語表記オキドキ(okey-dokey)
意味①了解
②さて
語源英語のスラング “okey-dokey”
類義語ガッテン承知の助
りょ
じゃあ など

「オキドキ」の意味

オキドキ

  1. 了解
  2. さて

オキドキは、OKを表す英語のスラング “okey-dokey” をカタカナ読みしたかたちです。

具体的には、「了解」「さて」という2つの意味があります。

それぞれの意味について解説します。

①了解

オキドキの1つ目の意味は、「了解」です。

たとえば以下のような場面で使います。

  • 相手の投げかけに同意したとき
  • 相手に投げかけに理解したとき

つまり、この意味のオキドキは、相手からの言葉に返す砕けた表現です。

「了解だよ!」「ガッテン承知!」というようなイメージです。

なお、ゲーム『スーパーマリオ』では、主人公のマリオがよく「オーキードーキー!」と叫びます。

このセリフは「了解」という意味の「オキドキ」だと考えられますが、特に深い意味はありません。

②さて

オキドキの2つ目の意味は、「さて」です。

たとえば以下のような場面で使います。

  • 話をはじめるとき
  • 間を埋めたいとき
  • 話題を切り替えるとき

「オキドキ」の語源


オキドキの語源は、英語のスラング “okey-dokey” です。

“okey-dokey” は、カタカナ語のオキドキと同じ意味をもっています。

okey-dokey

  1. 了解
  2. さて

“okey-dokey” は、“OK” をあえて長くした言葉です。

具体的には、以下のようにして“okey-dokey” が生まれたと言われています。

“OK” を繰り返した “OK OK” という言い方が定着

“OK OK” の「オーケーオーケー」という発音がなまって変化

“okey-dokey(オゥキー・ドゥーキー)” になった

なお、“okey-dokey” は、下記のように表記することもあります。

“okey-dokey” の別表記
  • okeydokey
  • okely-dokely
  • okey-doke
  • okee-doke
“OK” の語源

“OK” 自体の語源については、様々な説があります。

有力な説は、 “oll korrect” の頭文字をとったかたちだというものです。

“oll korrect” とは、“all correct(すべて正しい)” を砕けた書き方にしたものです。

「オキドキ」の使い方

オキドキはカタカナ語で使うことは少なく、英語の “okey-dokey” のかたちで使うことがほとんどです。

2つの意味にわけて、使い方を見てみましょう。

オキドキの意味
  1. 了解
  2. さて

①「了解」という意味での使い方

「了解」という意味のオキドキは、以下のように使うことができます。

A
I’ll will arrive soon!
(もうすぐ着くよ!)
B
Okey-dokey
(あいよっ!)
A
Let’s go there.
(あそこに行こうか。)
B
Okey-dokey
(ガッテン承知!)
注意点

了解という意味の “okey-dokey” を使うときには、以下の点に気をつけましょう。

  • 古臭いイメージになる可能性がある
    “okey-dokey” は「ガッテン承知」というような古風なニュアンスであるため、古臭いと思われたくない場合は “OK!” を使いましょう。
  • 頼みごとの返事には使えない
    “okey-dokey” はかなり砕けた表現のため、相手から頼みごとをされたときの返事として使うと、相手をバカにしている印象になってしまいます。

②「さて」という意味での使い方

「さて」という意味のオキドキは、以下のように使うことができます。

  1. Okey okey, tell me the answer to the question.
    (さて、この問題の解答を教えてください。)
  2. Okey dokey, let’s start the class!
    (では授業を始めましょう!)
  3. Okey dokey… what shoud we buy?
    (さて…何を買おうか。)

「さて」という意味のオキドキは、授業などで先生が使うことが多いです。

カタカナのオキドキは固有名詞に使われることが多い

カタカナのオキドキは、文章のなかで使うというよりも、固有名詞として使われることが多いです。

“OK” という言葉がもとになっているため、前向きなイメージとして、曲名や店名によく使われます。

有名な例として、アイドルグループSKE48の『オキドキ』という楽曲が挙げられます。

「オキドキ」の類義語

オキドキの2つの意味に分けて、それぞれの類義語を紹介します。

「オキドキ」の意味
  • 了解
  • さて

1つずつ見ていきましょう。

①「了解」の意味の類義語

「了解」という意味のオキドキには、以下のような類義語があります。

  • ガッテン承知の助
    わかった
    例:ガッテン承知の助!その場所に行くね。
  • りょ
    「了解」の省略系
    例:「ごめん遅刻する」「りょ

  • 「了解」の省略系
    例:「これ買っといて」「
  • はいはい
    例:はいはい、待ってまーす。
  • オーケーオーケー
    例:オーケーオーケー、問題ないよ。
  • all right
    (いいですよ)
    例:All right, I will do so.
    (わかったよ、じゃあそうするね。)
  • got it
    (わかった)
    例:I’ve got it.
    (わかったよ)
  • no worries
    (心配ない)
    例:No worries,I’m sure.
    (心配ないよ、私は大丈夫。)
  • no problem
    例:No problem,let’s go.
    (問題ないよ、行こう。)
  • of course
    (もちろん)
    例:Yeah, of course
    (うん、もちろん!)
  • sure
    (もちろん)
    例:Sure, see you then!
    (もちろんだよ、あとでね!)

②「さて」の意味の類義語

「さて」という意味のオキドキには、以下のような類義語があります。

  • じゃあ
    例:じゃあ、このあいだのことを話すね。
  • そうしたら
    例:そうしたら、朝のホームルームを始めよう。
  • so
    そうしたら
    例:So,let’s start the party!
    (そうしたら、パーティーを始めましょうか!)
  • well
    ええと
    例:Well…I’ll pass on to the new subject.
    (ええと、次の議題に移りますね。)
  • now
    (さあ)
    例:And now, Naomi, can you answer this question?
    (さあナオミ、この問題に答えられる?)

その他の英語スラング

「オキドキ」の他にも、英語スラングにはさまざまなものがあります。

ここでは、日常会話やチャットで使われる英語のスラングについて紹介します。

  • Retweet
    同意、リツイート
  • Sup?
    最近どう?
    ※ “What’s up?” の省略形
  • imao
    言わせてもらうと

“Retweet” はTwitterで気に入った投稿をフォロワーと共有するリツイート機能が語源となっています。チャットだけでなく、日常会話でも使われます。

“Sup?”  は “What’s up?”(最近どう?)の略です。

“imao” (アイ・エム・エー・オー) は  “in my arrogant opinion”  (ぶっちゃけて言えば)の頭文字をとった言葉です。

「オキドキ」のまとめ

以上、この記事ではオキドキについて解説しました。

英語表記オキドキ(okey-dokey)
意味①了解
②さて
語源英語のスラング “okey-dokey”
類義語ガッテン承知の助
りょ
じゃあ など

オキドキとカタカナで使うことは少ないため、英語の “okey-dokey” を正しく使えるようになりましょう。