「ノスタルジー」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ノスタルジー」です。

「ノスタルジー」の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。

スポンサードリンク

「ノスタルジー」とは?

ノスタルジー(nostalgie):過ぎ去った時間や、遠く離れた場所のことを考え、懐かしく思う気持ち

「ノスタルジー」の意味を詳しく


「ノスタルジー」とは、過ぎ去った時間や、遠く離れた場所のことを考え、懐かしく思う気持ちのことです。つまり、今は失われてしまったものに対して、寂しく思う感情です。

「ノスタルジー」を抱く対象は、「過ぎ去った時代」か「遠く離れた場所」のどちらかです。前者は「郷愁」「望郷」、後者は「懐古」「追憶」と言い換えることが出来ます。また、後者の「遠く離れた場所」は、多くの場合「ふるさと」を指します。

未来やすぐに行くことができる場所に対してノスタルジーを感じることはありません

「ノスタルジー」の元となる名詞 “nostalgie” は、フランス語です。英語の “nostalgia” と同じ意味です。

「ノスタルジック」とは?

派生表現として「ノスタルジック」(nostalgic)があります。「ノスタルジック」は、過ぎ去った時間や、遠く離れた場所のことを思い、懐かしさを感じるさまを表す形容詞です。

主観的な記憶や思い出と密接に結びついた自身の「懐かしさ」を表現します。

 

「レトロ」と意味が近いですが、同義語ではありません。「レトロ」は単に「懐かしさを感じさせる」という意味しかありません。

「レトロ」は、客観的に見て古いものを修飾する時に使われることが多いです。たとえば、「レトロな時計」「レトロな雰囲気の喫茶店」などです。

「卒業アルバムを見て、レトロな気持ちになる」というような使い方は不自然なので、注意しましょう。

スポンサードリンク

「ノスタルジー」の使い方

  1. フランスの田舎で、偶然にも日本料理店を見つけた。店内に入るとノスタルジーを感じ、遠いふるさとを思いだした。
  2. 始めて失恋した17歳の春、この曲ばかりを聞いていた。40歳になった今になって聞くと、ノスタルジーに浸ってしまう。
  3. 30年ぶりに卒業アルバムを開いた。もう当時のクラスメイト全員が集まることはないのだと思うと、ノスタルジーを覚えた
➀の例文は、「遠く離れた場所のことを考え、懐かしく思う気持ち」という意味で、「ノスタルジー」を使っています。ちなみに「ノスタルジアを感じる」とはあまりいいません。

一方、➁と➂の例文は、「過ぎ去った時間のことを考え、懐かしく思う気持ち」という意味で、「ノスタルジー」を使っています。

「ノスタルジー」の語源

「ノスタルジー」の語源はギリシャ語の“nostos”“algia”です。

「ノスタルジー」は、スイスの医者であったヨハネス・ホーファー(Johannes Hofer)が、ギリシャ語の“nostos”(ふるさとに帰ること)と“algia”(痛み)をつなげて作った造語です。

1688年に発表した論文「Medical Dissertation on Nostalgia」で、精神医学の概念として提案されました。当時は、「ノスタルジー」が心の病気の1つとして扱われました。

スポンサードリンク

「ノスタルジー」の類義語

「ノスタルジー」には以下のような類義語があります。

  • レトロスペクティブ(retrospective):懐かしさを感じさせるさま
  • 旧懐(きゅうかい):昔を懐かしむこと
  • 物懐かしい:懐かしく、心が引かれるさま

まとめ

以上、この記事では「ノスタルジー」について解説しました。

英語表記 ノスタルジー(nostalgie)
意味 過ぎ去った時間や、遠く離れた場所のことを思い、懐かしく思う気持ち
語源 ギリシャ語の“nostos”と“algia”
類義語 レトロスペクティブ、旧懐、物懐かしい

幼少期に読んだ本や昔の写真、小学生の時に通った駄菓子屋など、「懐かしい」と感じる場所は誰しもあるでしょう。その「懐かしい」という感情こそが、「ノスタルジー」です。

たまには昔のことを思い返し、「ノスタルジー」に浸る日があってもいいのではないでしょうか。

スポンサードリンク