「レトロスペクティブ」とは?意味と使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「レトロスペクティブ」です。

「レトロスペクティブ」の意味・使い方・語源についてわかりやすく解説します。

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「レトロスペクティブ」とは?

レトロスペクティブ(retrospective):懐古(かいこ)的な

「レトロスペクティブ」の意味を詳しく

「レトロスペクティブ」は、「過去を振り返るような」という意味があります。「懐古的な」という意味がメインとなります。

美術館で行われている「回顧展」は、英語に訳すと “retrospective exhibition” となります。芸術家の功績を懐かしんで行うため、「レトロスペクティブ」が使われます。

レトロ」は「レトロスペクティブ」から生まれた言葉です。「昔懐かしいような」という意味があります。現代にありながら過去の雰囲気を作り出しているので、「過去を振り返るような」という意味の言葉が使われるのです。

 

疫学(えきがく)の世界には、「レトロスペクティブ研究(retrospective study)」という手法があります。これは、ある病気にかかった人とそうでない人を集めて、過去の様子を調べて原因を探るという研究方法です。過去のことを調べるため「レトロスペクティブ」という言葉が使われます。

たとえば、肺ガンになった人とそうでない人を集めて、喫煙率を比べる調査を考えてみましょう。肺ガン患者の方が、喫煙率が高かったとします。すると、タバコが肺ガンを引き起こしやすくすることがわかります。

ちなみに、「レトロスペクティブコホート研究(retrospective cohort study)」という手法もあります。これは「レトロスペクティブ研究」とは異なり、ある要因が起こった後から追跡調査を行う研究手法です。

たとえば、水爆実験で放射能汚染があった島の住民の健康調査を続け、病気のかかり方の傾向をつかむ研究が考えられます。既に病気のかかり方に差が現れる原因となりそうなこと(ここでは水爆実験)が起こっていて、そのあとから調査を始めるという点が特徴です。

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「レトロスペクティブ」の使い方

  1. レトロスペクティブになりすぎず、将来のことを前向きに考えよう。
  2. レトロスペクティブな町並みには、心惹かれるものがある。
  3. ガン患者のレトロスペクティブ研究から、ストレスがガンの発病率を上げるとわかった。

「昔懐かしい」という意味では、「レトロスペクティブ」よりも「レトロ」という方が一般的でしょう。

「レトロスペクティブ」の語源

「レトロスペクティブ」の語源はラテン語の “retrospectare” です。 “retro” は「古い」 “spectare” は「見る」という意味があります。「古いものを見る」から「過去を振り返る」という意味が生まれました。

“spectare” に由来する言葉としては、ほかにも「スペクトラム」や「スペクタクル」などがあります。どれも、見ることに関係のある言葉です。

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まとめ

以上、この記事では「レトロスペクティブ」について解説しました。

英語表記 レトロスペクティブ (retrospective)
意味 過去を振り返るような
語源 ラテン語の “spectare”

「温故知新」と言うように、時には過去を振り返ることも重要です。

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