「二面性(にめんせい)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「二面性(にめんせい)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「二面性」の意味をスッキリ理解!

二面性(にめんせい):そのものがもつ相反する2つの特徴・性格

「二面性」の意味を詳しく

「二面性」とは、相反する2つの特徴・性格という意味です。

物事に対して使用する場合は、「正反対の性質を持っている」ことを意味します。

一方で、人に対して使用する場合は、「表裏のある人」という意味があります。基本的には、ネガティブな意味で使用します。

二面性を持つ人の特徴

二面性を持つ人には、以下のような行動の特徴があります。

  1. 相手によって態度や言っていることが変わる
  2. 陰口を言う
  3. 怒ると性格が変わる
  4. 異性に対する対応が変わる
  5. その日の機嫌によって態度が変わる
  6. 恋人といる時に性格が変わる
  7. 仕事とプライベートでの差が激しい

このように、比較的ネガティブな印象を持たれる行動が多いです。

 

しかし、①は、人によって態度を変えることで、結果的に人付き合いがスムーズになるというよい効果が表れることもあります。表現を変えれば「臨機応変に振舞える」という特徴とも言えるでしょう。

⑥は、「恋人が自分にだけ見せてくれるかわいい姿」という意味でも捉えることが可能です。

⑦は、「オンとオフをしっかり分けられている人」という意味で捉えることもできるでしょう。

一概に、二面性を持つ人の特徴が全て悪い意味ではないと覚えておきましょう。

「二面性」の使い方

  1. 二面性がある人は怖いと感じる。
  2. 二面性のある彼女と付き合ってから女性不信になった。
  3. 表面的にはわからなくても、物事に二面性はよくあるものだ。

「二面性」の類義語

二面性には以下のような類義語があります。

  • 表裏(おもてうら)がある:その人の性格や考え方が、表面と内情で違うこと。
  • 八方美人(はっぽうびじん):だれからも悪く思われないように、要領よく人と付き合ってゆく人。
  • 腹黒(はらぐろ)い:心に何か悪だくみをもっている。陰険で意地が悪い。

3つの類義語は人の性格に関してのみ使用されます。

「八方美人」は、一般にネガティブな意味で使われることの多い表現です。

「二面性」と「二重人格」の違い

「二面性」と「二重人格」は意味が少し異なるため、注意が必要です。

「二重人格」の意味は以下の通りです。

二重人格:自分の中に2つの人格を持つこと

そもそも、「性格」とは先天的・後天的な性質を表すのに対し、「人格」は他者や周りとの関わりの中で形成される人間性を表します。

「二面性がある人」は、1人の人間が相反する2つの特徴を持っていることを意味します。一方で、「二重人格」は、1人の人間の中に全く異なるもう1人の人間がいることを表します。

フランクな会話で、「人によってがらりと態度が変わる」ことを「まるで異なる人格のようだ」という例えとして、「二重人格だ」ということもあります。しかし、厳密には間違った使い方ですので、注意しましょう。

「二面性」の対義語

二面性には以下のような対義語があります。

  • 表裏(おもてうら)のない:正直な人、誰にでも同じ態度で接する人

「一面性」は意見や観察などが、ある一つの面にかたよっているさまという意味の熟語ですので、対義語ではありません。使い方に気をつけましょう。

「二面性」の英語訳

二面性を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • two-faced
    (二面性)
  • double-faced
    (表裏のある、不誠実な)

2語とも直訳すると「2つの顔を持った」という意味になります。そこから派生して、人の性格や物事の性質を表す語になりました。

まとめ

以上、この記事では「二面性」について解説しました。

読み方二面性(にめんせい)
意味そのものがもつ相反する2つの特徴・性格
類義語表裏がある、八方美人、腹黒い
対義語表裏のない
英語訳“two-faced”, “double-faced”

「二面性」にはポジティブな意味とネガティブな意味のどちらも存在します。理解した上で、自分自身の性格を振り返ってみてはいかがでしょうか。