四字熟語「無為自然(むいしぜん)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「無為自然(むいしぜん)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語についてわかりやすく解説します。

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「無為自然」とは

無為自然(むいしぜん)余計な手を加えず、自然のままに生きること

「無為自然」の意味を詳しく


「無為自然」とは、宇宙や世界のありかたに従い、人の余計な手を加えずに自然のままに生きることです。

自然そのものを尊重し、自然のルールに身を任せて生きるべきだという、古代中国の思想家が唱えた考え方です。

 
また、現代では「無理をしすぎず、ある程度流れに身を任せて生きる」という意味で使われることもあります。

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「無為自然」の使い方

「無為自然」は、文中では以下のように使われます。

  1. テクノロジーに頼り切った現代社会では、無為自然の考え方を思い出すべきかもしれない。
  2. 定年と同時に田舎に引っ越し、無為自然の生活を送っている。

質素で原始的な生活、といったニュアンスで使われることが多い言葉です。

「無為自然」の由来

「無為自然」は、「無為」と「自然」の別の二つの単語を合わせてできた四字熟語です。どちらも、中国の哲学者である老子の唱えた、道家思想のなかの概念です。

「無為」は、無駄に人の手を加えることなく、自然の法則に従うことを表します。また、「自然」は、手が加わっていないもののことを指します。

通常の単語として「無為」という場合には「何もせず無駄に生きていること」を指し、道家の概念として使われる際には意味が異なるので注意しましょう。

「道家思想」とは
中国の春秋戦国時代には、諸子百家と呼ばれる多くの哲学者とその思想が存在しました。老子の道家思想は、その中のひとつです。

道家思想では「無為自然」の考え方に代表されるように、人為的な物や行いを排除し、あるがままの姿で生きることを勧めました。

当時の政治が国民に対し非常に厳しかったこともあり、国家社会からの逃避的な面を持つ道家の考え方は、多くの人に受け入れられました。

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「無為自然」の類義語

「無為自然」には、以下のような類義語があります。

  • 自然法爾(じねんほうに):余計な手を加えず、人がありのままの姿で仏に身を任せること

「自然法爾」は、仏教の浄土真宗の教えのひとつです。仏教用語であり、読み方が独特なので注意しましょう。

「自然(じねん)」と「法爾(ほうに)」はどちらも、真理に従いありのままの姿で生きることを表す単語です。

道家の考え方を基本とする「無為自然」とは由来が異なりますが、「ありのまま、自然のまま生きる」という点が共通しています。

まとめ

以上、この記事では「無為自然」について解説しました。

読み方 無為自然(むいしぜん)
意味 余計な手を加えず、自然のままに生きること
由来 中国の思想「道家」より
類義語 自然法爾

会社や学校と、多くの人が忙しく生活する現代だからこそ、「無為自然」の考えに再び注目が集まっています。

忙しい時は「無為自然」を思い出し、ゆとりを持って生活することを心がけましょう。

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