ことわざ「水の泡」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「水の泡」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「水の泡」の意味をスッキリ理解!

水の泡:積み重ねてきた苦労や努力が全て無駄になること

「水の泡」の意味を詳しく

「水の泡」とは、今まで積み重ねてきた苦労や努力が、全て無駄になるという意味のことわざです。同じ意味で「水泡(すいほう)に帰す」とも言います。

「今まで積み重ねてきたこと」は、勉強や仕事に関することだけでなく、趣味など幅広く当てはまります。

また、「水の泡」は、苦しいが長く続けてきた事柄だけでなく、楽しく続けてきた事柄に対しても使います。

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「水の泡」の使い方

  1. 試験に合格したい一心で一年間勉強をしてきた。しかし、試験当日に高熱を出してしまい、試験を受けることができず、今までの努力が水の泡になった。
  2. 一日かけてドミノを作っていて、あともう少しで完成というところまで来た。しかし、手がぶつかって全て倒れてしまい、この一日の頑張りが全て水の泡になった。
  3. パソコンで漫画を描いていて、この調子でいけば締め切りに間に合いそうだと思った。しかし、雷によってデータが壊れてしまい、努力が全て水の泡になった。
  4. 鉄道のジオラマを作るのが夢だったので、毎日少しずつ組み立ててきた。しかし、子供がイタズラをして壊してしまい、今までの努力が水の泡になった。

①・②・③・④の例文は、いずれも「トラブルが起きた結果、全ての頑張りが無駄になった」という意味で「水の泡」を使用しています。

「水の泡」の由来

水に浮かぶ泡は、簡単に消えてしまいます。このことから、「水の泡」は、今までの努力が水に浮かぶ泡のように消え去るという意味になりました。

石鹸で泡ができやすいのはなぜか

水の中に、ストローで空気を入れると泡ができますが、すぐに消えます。しかし、石鹸を入れると泡がそのまま残ります。

これは、水の表面で働く表面張力が関係しています。表面張力とは、表面積を小さくしようという働きです。例を挙げると、コップに水をなみなみと注いでもなかなかこぼれません。これは、表面張力で表面積を小さくしようとして、水が中心に集まることで起きる現象です。

 

何も入れていない普通の水は、表面張力が強く働くので、膜ができにくい状態です。そのため、泡はすぐに消えてしまいます。

しかし、石鹸を入れると界面活性剤によって、表面張力は弱くなります。界面活性剤とは、本来は混ざらないものを、混ざるように性質を変える物質のことです。

界面活性剤によって、小さくなろうという性質が弱まり、大きく広がって膜ができやすくなります。

その結果、石鹸を入れた後の泡はそのまま残るようになります。

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「水の泡」の類義語

「水の泡」には以下のような類義語があります。

  • 烏有(うゆ)に帰(き)す:跡形もなくなること
  • 棒に振る:これまでの頑張りを台無しにすること
  • 無に帰する:一番初めの何もない状態に戻ること
  • 元も子も失う:全てを失うこと

「烏有に帰す」は、多くの場合、火事など火が原因で全てを失った場合に使われます。

「水の泡」の対義語

「水の泡」には以下のような対義語があります。

  • 功を奏する:成果を得ること
  • 実を結ぶ:結果が出て、成功すること
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「水の泡」の英語訳

「水の泡」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • It comes to naught.
    (無価値に終わる。)
  • Down the drain.
    (排水溝に流す。)
  • It goes for nothing.
    (台無しになる。)

まとめ

以上、この記事では「水の泡」について解説しました。

意味積み重ねてきた苦労や努力が全て無駄になること
由来水に浮かぶ泡は簡単に消えてしまうことから
類義語烏有に帰す、棒に振る、無に帰するなど
対義語功を奏する、実を結ぶ
英語訳It comes to naught.(無価値に終わる。)

結果が出る直前で台無しになってしまうことがありますが、努力してきた過程は、決して無駄にはなりません。

次にチャンスがあったときは成果が出るように、ダメだった原因を分析してみましょう。

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