「身につまされる」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、「身につまされる(みにつまされる)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「身につまされる」の意味をスッキリ理解!

身につまされる(みにつまされる):他人の不幸が自分のことであるかのように辛く感じられること

「身につまされる」の意味を詳しく

「身につまされる」は、「他人の不幸などが自分のことのように辛く感じられる」「他人事ではないと思われる」という意味です。

他人の不幸や失敗に対して、同情を覚える場面で用います。「つまされる」は、漢字で書くと「抓される」となりますが、あまり一般的ではありません。

「身につまされる」の誤用

「身につまされる」には、以下のような誤用があります。

  1. 身につままれる
  2. 身をつまされる

「身につままれる」と言うのは誤用です。「つまされる」と「つままれる」は字面が似ているので間違えがちですが、全く違う意味を持つため混同しないようにしましょう。

「身につままれる」という誤用が起こりやすいのは、「狐につままれる」ということわざがあるからです。「狐につつまれる」とは、「意外なことが起こって呆気(あっけ)にとられること」という意味です。

また、助詞の「に」と「を」を間違えて「身をつまされる」と言うのも誤用です。

ことわざ「狐につままれる」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

「身につまされる」の使い方

  1. その大規模な災害の犠牲者に身につまされる
  2. 友人の身につまされる苦労話を聞いた。
  3. 親の介護をしている若者の暮らしぶりを知り、身につまされる思いだ。
  4. 同僚が早期退職を余儀なくされたが、私にとっても身につまされる話だ。

「身につまされる」は、他人の不幸などを自分の境遇と重ねて同情するときに使います。「身につまされる」の後に名詞を置き、修飾語として用いることがほとんどです。

「身につまされる」の類義語

「身につまされる」には以下のような類義語があります。

  • 憐れむ(あわれむ):かわいそうだと思うこと
  • 同情する:他人の不幸や苦悩を、自分のことのように思っていたわること
  • ほだされる:情にひかれて、心や行動が縛られること
  • 見るに忍びない:見ていることが辛いこと
  • 人事とは思えない:自分に関係のないことには思えないこと

「身につまされる」の対義語

「身につまされる」には以下のような対義語があります。

  • 無関心:その事柄への興味が乏しいこと
  • 気にかけない:相手にしないこと

「身につまされる」の英語訳

「身につまされる」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • sympathize deeply with
    (深く同情する)
  • feel sympathy for
    (憐れむ)
  • strike a chord 
    (胸に刺さる)
  • touch deeply
    (深く心を動かす)

“strike a chord” の “chord” には、「楽器の弦」や「感情」という意味があり、「心の琴線」のことを指します。以下で例文をご紹介します。

  1. I sympathized deeply with his spectacular life.
    (彼の壮絶な人生に深く同情する)
  2. I felt sympathy for her story.
    (彼女の話を憐れんだ)
  3. The story of man who meet with an accident struck a chord.
    (事故に遭った男性の話が胸に刺さった)
  4. His speech touched deeply audience.
    (彼のスピーチは観衆の心を深く動かした)

まとめ

以上、この記事では「身につまされる」について解説しました。

読み方身につまされる(みにつまされる)
意味他人の不幸が自分のことであるかのように辛く感じられること
類義語憐れむ、同情する、ほだされるなど
対義語無関心、気にかけないなど
英語訳sympathize deeply with(深く同情する)、feel sympathy for(憐れむ)、strike a chord(胸に刺さる)

類義語や英語訳も合わせて覚え、意味をしっかり理解して使いましょう。