ことわざ「狐につままれる」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「狐につままれる(きつねにつままれる)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「狐につままれる」の意味をスッキリ理解!

狐につままれる(きつねにつままれる):意外なことが起こって呆気(あっけ)にとられること

「狐につままれる」の意味を詳しく


「狐につままれる」は、「意外なことが起こって呆気にとられる」という意味です。予期せぬことが起こって驚いたり、唖然(あぜん)とする様子を表します。

「狐につままれる」を「狐につつまれる(包まれる)」と読むのは間違いです。ひらがなで書くと字面が似ていますが、間違えないようにしましょう。

「狐」を使った熟語

  • 狐とたぬきの化かし合い:悪賢い者同士が互いにだまし合うこと
  • 狐の子は面白(つらじろ):子は親に似るというたとえ

「狐につままれる」の使い方

  1. 宝くじに当選した友人は、狐につままれた様子だった。
  2. 強豪校のチームが初戦敗退し、狐につままれ結果となった。
  3. オーディションに合格したその候補者は驚き、狐につままれたような顔をした。
  4. 久しぶりに家に帰ると、綺麗だった部屋が散らかっており、狐につままれたような気分だった。

後ろに名詞を置き、形容詞的に用います。

「狐につままれる」の由来

「狐につままれる」は、日本に根付いている狐に対するイメージから生まれました。

昔話の「狐の嫁入り」や「玉藻前(たまものまえ)」の伝説からも分かるように、狐には「ずる賢い」「人を化かす」というイメージがあります。そこから、「驚いて呆気にとられる」という意味の「狐につままれる」という言葉が生まれました。

「狐につままれる」の類義語

「狐につままれる」には以下のような類義語があります。

  • 唖然(あぜん)とする:思いがけない出来事に驚き、呆気にとられること
  • 茫然(ぼうぜん)とする:呆気にとられること
  • 呆気にとられる:驚きあきれること
  • 寝耳に水(ねみみにみず):突然の思いがけない出来事や知らせに、非常に驚くこと
  • 鳩が豆鉄砲を食ったよう(はとがまめでっぽうをくったよう):思いがけない出来事にびっくりし、目を見張ること

「寝耳に水」は、「眠りについている時に起きた水害に驚く」という意味で、不意に起こったことや予期せぬ事態に驚くことを表すようになりました。

「鳩が豆鉄砲を食ったよう」は、鳩が豆鉄砲(おもちゃの鉄砲)の弾を受けて驚き、目を見開いている様子を示します。そこから、「突然の出来事に驚き、目を丸くすること」という意味が生まれました。

「狐につままれる」の英語訳

「狐につままれる」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • to be bewitched by a fox
    (狐につままれる)
  • be astounded
    (驚く、唖然とする)
  • be baffled by
    (狐につままれる)

以下で例文をご紹介します。

  1. This is like to be bewitched by a fox.(狐のつままれるとはまさにこのことだ)
  2. I was astounded to hear that mugging took place downtown in broad daylight.(真昼間にひったくりがある聞いて唖然とした)
  3. I was baffled by losing the game.(私はその試合に負けて当惑した)

まとめ

以上、この記事では「狐につままれる」について解説しました。

読み方狐につままれる(きつねにつままれる)
意味意外なことが起こって呆気にとられること
由来狐に対する「ずる賢い」「人を化かす」というイメージから
類義語唖然とする、茫然とする、呆気にとられる など
英語訳to be bewitched by a fox(狐につままれる)、be astounded(驚く、唖然とする)

有名なことわざなので、しっかり覚えておきましょう。