「マージ」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「マージ」です。

「マージ」の意味・使い方・語源・類義語・対義語についてわかりやすく解説します。

「マージ」の意味をスッキリ理解!

マージ(merge):複数のものをまとめること

「マージ」の意味を詳しく

「マージ」とは、複数のものを統合・結合することです。

IT用語ではありませんが、IT業界で非常によく使われる言葉です。

「複数のものを統合する」作業を「マージ」と呼ぶため、使うタイミングによって具体的な操作はさまざまです。たとえば以下のような操作のことを指します。

  • 複数のデータをまとめて、データ構造を一貫させた一つのデータにすること
  • 複数の記録を比較し、項目が一致するデータを取り出して新しいテーブルにすること
  • バージョン管理システムなどで管理している開発中のプログラムに、新たにコードを追加したり、修正を反映させたりすること
  • 重複している顧客データなどの情報をまとめること(主にマーケティングで使われます)
  • 同一預金者の複数口座の預金額を合算すること(主に金融業界で使われます)
全てに共通するのは「複数のものをまとめる」というニュアンスです。それをもとに、状況に応じて適切な意味を考える必要があります。

「マージ」の使い方

  1. ここに去年の1月〜12月のデータがあるから、マージして年次ファイルにしておいて。
  2. ただデータを上下に並べただけでは、マージしたことにはならない。
  3. これらの顧客の住所のリストには被りが結構あるから、マージして整理しよう。

上記のように、「マージ」は「データ」「ファイル」「リスト」などの単語とともに使われます。

①は非常によく使われる使い方です。ここでは、「12ヶ月ぶんの月ごとのファイル」を「年次ファイル」へとまとめています。

②は、マージをするときの注意点が述べられている文です。2つのデータをマージするときは、ただ単純に2つのデータを並べるだけではなく、データ構造を一貫させる必要があります。

たとえば、五十音順に並んでいる顧客のデータが2つあるとき、片方のデータをもう一方の下にそのままコピー&ペーストするだけではなく、それを五十音順に並べ替える必要があります。

 

③はマーケティングなどで見られる使い方です。複数の顧客の住所のリストの間にデータの被りがあるため、それをまとめて整理しよう、という文です。

以上のように、大体は「データをまとめる」という文脈で使われる単語です。

「マージ」の語源

マージの語源は英語の “merge” です。

英語の “merge” の語源は、ラテン語の “mergo” だと言われています。ラテン語の “mergo” には、「水に浸す」「水に沈める」という意味があります。

英語の “merge” は、会社の合併という意味や、結婚するという意味も持ち合わせています。これはカタカナ語の「マージ」ではあまり一般的ではない意味になるため、注意が必要です。

「マージ」の類義語

マージには以下のような類義語があります。

「マージ」は2つ以上のデータを結合する際に使うのに対し、サマリーは元が1つのデータのときに使う用語です。

間違えやすい用語に「マージン」があります。こちらは「余白」や「手数料」という意味で、「マージ」とは全く異なる意味になります。注意しましょう。

「マージ」の対義語

マージには以下のような対義語があります。

  • パージ:削除する、切り離す

なお、「パージ」は専門用語以外でも使われます。このときは「いらないものを切り離す」「公職を追放する」という意味になります。

たとえば「レッド・パージ」は、1946年から1950年にかけて、GHQの指示で公務員や企業から共産思想を持つ人たちが追放された一連の出来事のことを指します。

まとめ

以上、この記事では「マージ」について解説しました。

英語表記マージ(merge)
意味複数のものをまとめること
語源ラテン語の “mergo”
類義語サマリー
対義語パージ

多くの業界で使われている言葉です。「複数のものをまとめる」というニュアンスを忘れないようにしましょう。