「マスカレード」とは?ITでの意味から使い方や語源まで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「マスカレード」です。

「マスカレード」の意味・使い方・語源・類義語・【IT分野】マスカレードの意味についてわかりやすく解説します。

☆「マスカレード」をざっくり言うと……

英語表記マスカレード(massquerade)
意味①見せかけ、虚構 ②仮面舞踏会
語源イタリア語 “maschera”
類義語ペルソナ、カムフラージュ
IPマスカレードグローバルIPアドレスを複数の機器で共有する技術

「マスカレード」の意味をスッキリ理解!

マスカレード(masquerade):①見せかけ、虚構 ②仮面舞踏会

「マスカレード」の意味を詳しく

「マスカレード」には、以下の二つの意味があります。

「マスカレード」の意味
  1. 見せかけ、虚構
  2. 仮面舞踏会
それぞれの意味について詳しく見ていきましょう。

意味①:見せかけ、虚構

「マスカレード」には「見せかけ」「虚構」という意味があります。

見せかけとは、「自分が本来力を持っていないにも関わらず、まるで力があるかのようにふるまう」という意味です。また、マスカレードには「華やかさ」というニュアンスがあるため、「華やかなふりをしているものの、実際はそうではない」といった意味合いが言葉に含まれます。

動詞的なニュアンスで使われることもあり、その際には「仮装する、変装する、ふりをする」という意味を持ちます。

意味②:仮面舞踏会

「マスカレード」は「仮面舞踏会」という意味もあります。仮面舞踏会とはその名の通り仮面をつけて行われる舞踏会のことです。日本では明治20年ごろに鹿鳴館(ろくめいかん)で初めて行われたとされています。

仮面舞踏会では仮面をつけるため、身分や素性を隠して参加することができます。そのため、正体を明かせない、または明かしたくない人物が交流する場として長らく人々から愛されてきました。

現在では小説や楽曲のタイトルとして使われることも多いです。

「マスカレード」の使い方

  1. 映画で見たマスカレードに憧れを抱く。
  2. 彼女の心は読めず、マスカレードのような印象を抱く。

上の例文のように、マスカレードは仮面舞踏会や、人が本心を見せない様子を表す言葉としてよく使われます。

「マスカレード」の語源

マスカレードの語源はイタリア語の “maschera” です。

この言葉はイタリア語で「仮面」を意味しており、そこから派生して英語の “masquerade” 、さらにはカタカナ語の「マスカレード」へとなりました。

「マスカレード」の類義語

マスカレードには以下のような類義語があります。

  • ペルソナ:仮面、偽る
  • カムフラージュ:偽装して目くらましをする

「ペルソナ」と「マスカレード」の違い

ペルソナはマスカレードと同じく、仮面を意味する言葉です。また、マーケティングにおいても「売りたい商品のターゲット像」としてこの単語が使われることがあります。

「マスカレード」と「ペルソナ」の違いは以下の通りです。

  • マスカレード:「虚栄心」というニュアンスがある
  • ペルソナ:「虚栄心」というニュアンスがない

「カムフラージュ」と「マスカレード」の違い

カムフラージュは「相手の目をだます」という意味です。

「マスカレード」と「カムフラージュ」の違いは以下の通りです。

  • マスカレード:人に対して使われる
  • カムフラージュ:物体に対して使われる

【IT分野】マスカレードの意味

ITの分野で「マスカレード」がつく言葉として、「IPマスカレード」というものがあります。

この言葉は普通のマスカレードとは意味が大きく異なっており、ひとつのグローバルIPアドレスを多くの機器で同時に使う技術という意味で使われます。

この技術について詳しく見ていきましょう。

2種類のIPアドレス

「IPアドレス(Internet Protcol Address)」とは、ネットワークに接続された機器を識別するための数値のことです。通信相手を特定するために使われる、いわば「ネットワーク上の住所のようなもの」です。

IPアドレスには「グローバルIPアドレス」と「プライベートIPアドレス」の2種類があります。

2種類のIPアドレス
  • グローバルIPアドレス:インターネットに接続する機器を特定するアドレス
  • プライベートIPアドレス:会社で使われている社内ネットなどを作るアドレス

グローバルIPアドレスとは、インターネットの情報を取得する際や誰が書き込んだかを調べる際に使われるアドレスのことです。

一方、プライベートIPアドレスとは、会社で使われている社内ネットなどを作るアドレスのことです。そのネット内でのみ、情報の共有や取得を行うことができます。

「IPマスカレード」とは

プライベートIPアドレスは、社内など閉じられたネットワーク内で情報の共有ができます。しかし、プライベートIPアドレスだけではインターネットにアクセスできません。

こうした問題を解決するための技術が、IPマスカレードです。

IPマスカレードは、「ひとつのグローバルIPアドレスと複数のプライベートIPアドレスを紐付けて変換する技術」です。IPアドレスを変換するため、「仮装」という意味をもつマスカレードという単語が技術名に含まれています。

これにより、グローバルIPアドレスを複数の機器で共有できます。

まとめ

以上、この記事では「マスカレード」について解説しました。

英語表記マスカレード(massquerade)
意味①見せかけ、虚構 ②仮面舞踏会
語源イタリア語 “maschera”
類義語ペルソナ、カムフラージュ
IPマスカレードグローバルIPアドレスを複数の機器で共有する技術

このように、マスカレードは様々な意味を持つ言葉です。特にIPマスカレードはよく使われる言葉でありながら、本来のマスカレードとは大きく異なった意味をもつ言葉であるため、意味や使い方をしっかりと覚えましょう。

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つつつ
この道10年以上の読書家。 短い言葉で人を惹き付けるコピーが大好きです。 本の帯に書かれたコピーを見て買ってしまうこともしばしば。 読書で得た文章力を活かして、日常生活でよく使う言葉を中心に執筆しています。