今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「マーベラス」です。
「マーベラス」の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。
☆「マーベラス」をざっくり言うと……
英語表記 | マーベラス(marvelous) |
---|---|
意味 | ①信じられない、②素晴らしい |
語源 | ラテン語のmirabilia |
類義語 | ファビュラス、ワンダフル |
「マーベラス」とは?
「マーベラス」の意味を詳しく
マーベラスは「素晴らしい」や「不思議な」「信じられない」という意味を持つカタカナ語です。
英語の marvelous が転じて日本語でも用いられるようになりました。 marvelous の意味は、「素晴らしい」や「信じられない」というように、カタカナ語として用いられているものと同じ意味です。
marvelous は、「驚異」という意味がある marvel と、接尾語の「〜の特徴がある」と言う意味である -ous で構成されています。
アメリカ英語では marvelous と書き、イギリス英語では marvellous というように “L” が1つ多いつづりで用いられます。アメリカよりも、イギリスで用いられる機会が多い単語です。
「マーベラス」の使い方
- 彼女はマーベラスな人だ。
- 彼は瞬間移動をするという、マーベラスなパフォーマンスをした。
「マーベラス」の語源
マーベラスの語源はラテン語の mirabilia です。「驚くべき」という意味です。 mir- は、「驚く」という意味があります。
その後、 mirabilia は、古フランス語の merveillus に転じました。古フランス語は、9世紀から14世紀にかけて現在のフランス北部を中心に話されていたフランス語です。近代フランス語では、この単語は merveilleux と書きます。意味は「素晴らしい」です。
英語で用いられるようになったのは、1300年頃です。それまで、英語にはこの言葉はありませんでした。1300年頃の英語は現代の形ではなく、中期英語(Middle English)が使われていました。
中期英語とは1100年頃から1500年頃に使われていた英語で、現在の英語とは代名詞などが異なります。活用が複雑であった古期英語よりは、現在の英語に近いです。
「マーベラス」の類義語
マーベラスには以下のような類義語があります。
- ファビュラス:素晴らしい
- ワンダフル:素晴らしい
「ファビュラス」は、「マーベラス」よりも、「素晴らしい」程度が大きいのが特徴です。「作り話」という意味の fable という英単語が形容詞化した単語であり、「作り話のように」=「現実とは思えないほど」というニュアンスが含まれます。
ワンダフルは、英単語 wonderful が元になっています。「驚くべき」という意味の wonder が形容詞化した単語です。「驚くほど」素晴らしいというニュアンスが含まれます。
まとめ
以上、この記事では「マーベラス」について解説しました。
英語表記 | マーベラス(marvelous) |
---|---|
意味 | ①信じられない、②素晴らしい |
語源 | ラテン語のmirabilia |
類義語 | ファビュラス、ワンダフル |
マーベラスには、ニュアンスが微妙に異なる類義語がいくつか存在します。場面に合わせて使い分けられるよう、きちんと意味を理解しましょう。