「享受」の意味とは?使い方から類語や英語や対義語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「享受(きょうじゅ)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「享受」をざっくり言うと……

読み方享受(きょうじゅ)
意味あるものを受け、自分のものとして味わうこと
類義語拝受、受益、享楽など
対義語提供など
英語訳enjoyment(快楽を与えるもの)

「享受」の意味をスッキリ理解!

享受(きょうじゅ):あるものを受け、自分のものとして味わうこと

「享受」の意味を詳しく

享受とは、ものや利益などを受け、自分のものとしてそれを味わい楽しむことを表す熟語です。

「享」には、「ありがたく受け取る」という意味があります。また、「受」にも「受け取る」という意味があり、「享受」は、同じ意味を重ね合わせた強調となっています。

「享受」の使い方

  1. 我々現代人は、技術の発達による便利な暮らしを享受して生きている。
  2. 君は、自由を享受できることに感謝すべきだ。

上記の例文のように、「享受」は「享受する」の形で、なにかしら自分にとって利益となるものを受け取ったときに使用されます。

「享受」自体は、形のあるものとないもののどちらを受け取った場合にも使用できます。しかし、実際には、上記の例文のような「暮らし」や「自由」といった抽象的な概念が多く使用されます。

「享受」の類義語

享受には以下のような類義語があります。

  • 拝受:受け取ること
  • 受益:利益を受け取ること
  • 享楽:快楽を味わうこと
  • 謳歌:幸せを大勢で楽しみ喜び合うこと

「拝受」は、単に受け取ることを表す謙譲語になります。目上の相手に対してはこの言葉を使用するとよいでしょう。

「受益」は、特に利益を受けることを表す熟語です。物質的なものよりも、相手の行為などによって恩恵を得たときに使われやすい言葉になります。

「享楽」は、「受け取る」というニュアンスが薄く、単に快楽にふけって楽しむことを指します。

「謳歌」は、大勢で楽しむという点がポイントです。「享受」する人がひとりのことも複数人のこともありますが、謳歌と言うと仲間などと共に幸せを「享受」し、楽しんでいる様子が伝わります。

 

「享受」には数多くの類義語がありますが、細かいニュアンスやシチュエーションの違いによりうまく使い分けるとよいでしょう。

「享受」の対義語

享受には以下のような対義語があります。

  • 提供:自分の持っているものを他の人に差し出すこと

「享受」の対義語は「提供」になります。「享受」が指すものは、与えられたものや利益をありがたく受け取り、楽しむことです。それに対し、「提供」はサービスなどを相手に与えることを表します。

「享受」に対し「提供」の方が一般的によく使われ、イメージしやすい言葉になります。「享受」の意味がピンと来ない方は、「提供」の対義語であると考えると意味を掴みやすくなるかもしれません。

「享受」の英語訳

享受を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • enjoyment
    (快楽を与えるもの)

「享受」は、主に”enjoyment”という英単語で表現されます。

「享受する」という形にしたい場合は動詞の”enjoy”を使うとよいでしょう。

“enjoy”と言うと、日本語の「エンジョイ」の意味につられて砕けた印象を感じてしまうかもしれません。しかし、そもそも「享受」には「享楽」という「エンジョイ」のような意味を持つ言葉に近いニュアンスがあります。

また、”enjoy”には「持つ」「受ける」という意味があります。そのため、フォーマルなシーンでも問題なく使えます。

まとめ

以上、この記事では「享受」について解説しました。

読み方享受(きょうじゅ)
意味あるものを受け、自分のものとして味わうこと
類義語拝受、受益、享楽など
対義語提供など
英語訳enjoyment(快楽を与えるもの)

「享受」は日本国憲法の前文にも登場する重要な言葉です。しっかりと意味を押さえて正しく使用していきたいですね。