ことわざ「臭いものに蓋をする」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「臭いものに蓋をする(くさいものにふたをする)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳について分かりやすく解説します。

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「臭いものに蓋をする」の意味をスッキリ理解!

臭いものに蓋をする(くさいものにふたをする):外に漏れると都合の悪い失敗や悪事を、一時しのぎの方法で隠すこと。

「臭いものに蓋をする」の意味を詳しく

「臭いものに蓋をする」とは、「外に漏れると都合の悪い失敗や悪事を、一時しのぎの方法で隠すこと」を例えたことわざです。

このことわざのニュアンスは、手の込んだ隠ぺい工作というよりは「浅はかな方法」や「安直なごまかし」に近いものになっています。

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「臭いものに蓋をする」の使い方

  1. 彼は臭いものに蓋をする性格をどうにかしないと、いつかしっぺ返しがくるだろう。
  2. 臭いものに蓋をするだけの政治が長続きしないだろうということは、誰もがわかっている。
  3. 一連の不祥事に関して会議を重ねたにも関わらず、取られた対策は臭いものに蓋をするものだった。

どの用法も、根本的な解決になっていない場合を指して「臭いものに蓋をする」が使われています。

「臭いものに蓋をする」の由来

「臭いものに蓋をする」の由来は、『江戸いろはかるた』にあります。江戸時代の後期に南蛮文化(なんばんぶんか)として広まった「いろはかるた」の中でも、江戸(現在の東京)で親しまれていたのが『江戸いろはかるた』です。

「臭いものに蓋をする」は『江戸いろはかるた』の「く」の札に対応することわざです。悪臭がするときに、その臭いの元を絶つのではなく、容器の蓋を閉めるだけで臭いを防ごうとする様子に、根本的な解決ではなく、一時しのぎの手段を取る態度を例えています。

ちなみに『江戸いろはかるた』は、様々なことわざの由来となっています。「臭いものに蓋をする」以外にも「犬も歩けば棒に当たる」や「知らぬが仏」などもそのひとつです。

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「臭いものに蓋をする」の類義語

臭いものに蓋をするには以下のような類義語があります。

  • お茶を濁す:いい加減なことを言って、その場をしのぐこと。
  • 臭いものに蓋

「臭いものに蓋をする」は、単に「臭いものに蓋」として使われる場合もあります。

「臭いものに蓋をする」の対義語

臭いものに蓋をするには以下のような対義語があります。

  • 膿(う)んだものは潰せ:害になるものは根本的に解決しなければいけない。

できものが膿んでしまった時には、潰した方が早く治ります。「膿んだものは潰せ」は、物事を根本的に解決せよ、という戒めをこれに例えたことわざです。

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「臭いものに蓋をする」の英語訳

臭いものに蓋をするを英語に訳すと、次のような表現になります。

  • sweep trouble under the rug
    (臭いものに蓋をする)
  • to hush up a scandal
    (スキャンダルをもみ消す)

sweep trouble under the rug は、直訳すると「じゅうたんの下に問題を掃きのける」となります。これは「臭いものに蓋をする」と同様に、問題を根本的には解決していない様子を例えています。

まとめ

以上、この記事では「臭いものに蓋をする」について解説しました。

読み方 臭いものに蓋をする(くさいものにふたをする)
意味 外に漏れると都合の悪い失敗や悪事を、一時しのぎの方法で隠すこと。
由来 『江戸いろはかるた』
類義語 お茶を濁す、臭いものに蓋
対義語 膿んだものは潰せ
英語訳 sweep trouble under the rug(臭いものに蓋をする)など

「臭いものに蓋をする」は、日常生活でもよく耳にすることわざです。意味だけでなく、由来や対義語なども理解しておきましょう。

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