「希代(きたい)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「希代(きたい)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「希代」の意味をスッキリ理解!

希代(きたい):めったに見られないほど珍しいこと

「希代」の意味を詳しく

「希代」とは、珍しくめったに見られないことです。また、特に変わっている様子、不思議な様子という意味も持ちます。

「希代」は「稀代」とも表記します。また、「きだい」と読む場合もあります。

 

「希」「稀」という字には、数が少なく存在が珍しいという意味があります。

「代」という字には「人が家の当主や役職を継いで、その地位にある期間」という意味があります。「代替わり」などという場合の「代」がそれに当たります。

つまり、「代」と「希」「稀」が組み合わさることで「一代に少ししか現れない」という意味になるのです。

「希代」の使い方

  1. あの子は、物理学に関しては希代の天才だ。
  2. 今までずっと無口だった彼が急におしゃべりになるなんて、希代なこともあるなあ。

上記の例文のように、「希代」は「希代の〇〇」や「希代な」という形で使われます。

①の例文では、「珍しい」という意味で「希代」という言葉が使われています。「あの子」が「めったに生まれない天才である」ということがわかります。

②の例文では、「彼」がおしゃべりになったということを不思議に感じています。この場合、彼自身の変化であるため「世の中にめったに見られない」という意味にはそぐわず、「不思議だ」という意味になるとわかります。

日常生活では、①の例文の用法で圧倒的に用いられています。

「希代」の類義語

希代には以下のような類義語があります。

  • 稀有(けう、きゆう):非常に珍しいこと
  • 絶世(ぜっせい):世の中に2つとないほどすぐれていこと

「稀有」は「希代」と同じく、「非常に珍しい」という意味を持ちます。「希代」が存在そのものの珍しさを指すのに対し、「稀有」は主に出来事などの珍しさを表します。

「絶世」とは、他に世の中に同等のものがないくらいすぐれていることです。「絶世の美女」という言い回しでよく使われます。

「希代」よりもさらに珍しいイメージが強いのが特徴です。また、「希代」はネガティブな言葉につくことができますが、「絶世」はポジティブな言葉にしかつくことができない点で、両者には違いがあります。

「希代」の対義語

希代には以下のような対義語があります。

  • 平凡:ごくごく普通であること
  • 凡俗:ありふれていること
  • 月並:新鮮さがないこと
  • 凡庸:他人と変わったところがないこと

「平凡」「凡俗」「月並」「凡庸」は、どれも平均的で、他人との違いがないことを表す言葉です。

 

もっとも頻繁に使われる言葉は「平凡」で、普通であることを表します。

「凡俗」は、俗世にありふれており、これといった特徴がないことを表します。

「月並」は、アイデア等に新鮮さがなく、おもしろみに欠けることを表す言葉です。

「凡庸」とは、これといった取り柄がなく、平均的であることです。

「希代」の英語訳

希代を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • uncommon
    (珍しい)
  • extraordinary
    (並外れた)

uncommonは、「普通だ」という意味のあるcommonに否定の接頭辞unがついた言葉です。「珍しい」という意味のほかに「非凡な」というニュアンスも含みます。

extraordinaryには「並外れた」というプラスなイメージも、「異常な」というマイナスなイメージもあります。「ありふれた人とは違う」という意味であれば、いい意味でも悪い意味でも使える言葉です。

まとめ

以上、この記事では「希代」について解説しました。

読み方希代(きたい)
意味めったに見られないほど珍しいこと
類義語稀有、絶世
対義語平凡、凡俗、月並など
英語訳uncommon, extraordinary

「希代」の存在にはなかなか出会えないものですが、もし出会えたときにはこの言葉が使えるといいですね。