「既視感(きしかん)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「既視感(きしかん)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「既視感」の意味をスッキリ理解!

既視感(きしかん):実際は一度も体験していないのに、既に体験したことのあるように感じる現象

「既視感」の意味を詳しく

「既視感」とは、実際は見たことも経験したこともないことを、見たり体験したことがあるように感じる時に用いる言葉です。

「前にもどこかでこの場面に出くわしたことがある」という感覚のことですね。

 

現在、一般的には「前にも見たことがある」「見覚えがある」という意味で用いられていますが、本来の心理学的意味は「過去に一度も体験していないのに、既に体験したことがあるように感じる現象」を指すため、以前見たり体験したものと重なるという意味で使われる場合は本来の意味とは異なります。

2010年中盤あたりから若者中心にネット上で上記のような使い方が広まり、今では「既視感」という言葉を使うほとんどの場合が誤用とされています。

また、現在では「新鮮味がない」という意味でも用いられています。

「既視感」の使い方

  1. フランスには初めて来たのに、既視感がある。
  2. なんだか既視感があると思ったら、前にも観た映画だった。
  3. 既視感のある漫才ネタだ。

①の「既視感」は、「以前に一度も体験した事のないはずなのに、既に体験したことがあるように感じる現象」として使用されています。この使い方が本来の意味に適しています。

②の「既視感」は、「見覚えのある」という意味で使われています。こちらが現在広く使われている意味です。

③の「既視感」は、「新鮮味がない」という意味で使われています。こちらも本来の心理現象的意味とは異なりますが、一般的によく使われます。

「既視感」の語源

「既視感」は、「既に見られたもの」という意味のフランス語「déjà vu(デジャヴュ)」が語源の言葉です。日本でも「デジャブ」は「既視感」と同じ意味のカタカナ語として使用されています。

「既視感」の類義語

「既視感」には以下のような類義語があります。

  • デジャブ:実際には体験していないのに、既に体験したことのあるように感じる現象。既視感。
  • 二番煎じ:繰り返しによって新鮮味のないもの。

「既視感」の対義語

「既視感」には以下のような対義語があります。

  • 未視感:見慣れたはずのものが未知のように感じられること。
  • ジャメヴュ:未視感。

「既視感」の英語訳

「既視感」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • deja vu
    (デジャヴ)
  • I feel like I’ve seen it somewhere before.
    (以前どこかで見た事のあるような気がする)

まとめ

以上、この記事では「既視感」について解説しました。

読み方既視感(きしかん)
意味実際は一度も体験していないのに、既に体験した事のあるように感じる現象。
語源フランス語の「déjà vu(デジャヴュ)」から
類義語デジャヴ、二番煎じ など
対義語未視感、ジャメヴュ など
英語訳deja vu(既視感)
I feel like I’ve seen it somewhere before.(以前どこかで見たことがあるような気がする)

初めて来た場所で、「あ、なんかここ知ってる!」そんな風に感じた経験は誰しもあるのではないでしょうか。

「既視感」とは、本来は一度も体験したことのないことをあたかも体験したかのように感じる心理現象に対して用いる言葉ですが、現在はより多くの意味があることがわかりました。

「既視感」をテーマにした本や映画もたくさんあるので、それらを見たり読んだりして、「既視感」の感覚を体験してみるのも良いかもしれません。