「外連味(けれんみ)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「外連味(けれんみ)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「外連味」の意味をスッキリ理解!

外連味(けれんみ):はったりやごまかしがあるさま

「外連味」の意味を詳しく

「外連味」とは、はったりを利かせたりごまかしたりすることを表す言葉です。「外連味」は、以下の言葉の意味の組み合わせからこのような意味になりました。

  • 外連(けれん):はったりを利かせる、ごまかす、正当ではないこと
  • 味(み、あじ):その状態の程度

「外連味」は世間一般の人々に受けそうなことを狙ったやり方というニュアンスがあり、いい意味でも悪い意味でも使われます。

たとえば、「外連味のない作品」という言い方は、「狙ったような演出がない正当な作品」というプラスの場合もあれば、「ひねりのないつまらない作品」というマイナスの場合もあります。

また、「外連味」は「ケレン味」のようにカタカナで表記することもあります。使い方には注意しましょう。

「外連味」の使い方

プラスの意味で使う場合
  1. この舞台は外連味たっぷりの演出で素晴らしい。
  2. 彼の演技は外連味のない素直な表現である。

プラスの意味で「外連味がある」と言う場合は、「ひねりがあり面白い」「粋な表現だ」のような意味として使われます。映画や小説や舞台などのエンターテイメントにおいて、「外連味」がなければ、面白みのない凡庸な作品となってしまうことでしょう。

また、「外連味がない」をプラスの意味で使う場合は、「わざとらしくない」「正当な表現である」「基礎がしっかりしている」ということを表します。

マイナスの意味で使う場合
  1. 彼の発言は外連味があり、信用ならない。
  2. 彼女の服装は外連味にあふれており、状況に即していない。

マイナスの意味で「外連味がある」と使う場合は、「わざとらしい」「ごまかしている」などのような意味で使われます。また服装などに対して「外連味がある」とは、「やたら派手」「状況に即していない」という意味になります。

「外連味」の語源

「外連味」は、歌舞伎や人形浄瑠璃などで行われる演出方法を表した言葉が語源です。お客さんの受けを狙った、早替わりや宙乗りなどのような、中身ではなく見た目重視の奇抜な演出は「外連」と呼ばれ、「正当ではない」「邪道である」といった意味が含まれています。

時を経て「味」をつけた「外連味」が用いられるようになり、演劇関係以外にも、映画やアニメ、仕草などに対しても広く使われるようになりました。

「外連味」の類義語

「外連味」には以下のような類義語があります。

  • はったり:大げさな言動をとること
  • 大げさ:必要以上に大きく見せること
  • 誇張:実際よりも大げさに表現すること
  • 粋な計らい:気が利いていること
  • 邪道:本筋から外れたやり方

「外連味」はその前後の文脈で意味合いが大きく変わります。そのため、さまざまな言葉が類義語として挙げられます。「外連味」を使う場合は、どのようなことを表現したいのかを意識しながら使うようにしましょう。

「外連味」の英語訳

「外連味」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • show off
    (目立とうとする)
  • stand out
    (目立つ)

「外連味」を英語に訳す場合は、「派手である」という意味に訳されることがほとんどです。

まとめ

以上、この記事では「外連味」について解説しました。

読み方外連味(けれんみ)
意味はったりやごまかしがあるさま
語源歌舞伎や人形浄瑠璃の表現技法から
類義語はったり、大げさ、邪道など
英語訳show off(目立とうとする)、stand out(目立つ)

「外連味」は普段あまり使うことのない言葉だと思います。この機会にその意味について、しっかり確認しておくといいでしょう。