「虚勢(きょせい)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「虚勢(きょせい)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「虚勢」の意味をスッキリ理解!

虚勢(きょせい):見かけ上の威勢

「虚勢」の意味を詳しく

「虚勢」とは、表面上に見せかけている威勢のことです。

「虚」という字には、「うわべだけで中身がない」という意味があります。また、「勢」という字には「いきおい」「力がさかんな様子」などといった意味があります。

これらの意味が組み合わさり、「うわべだけで中身がないいきおい」という意味になるのです。

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「虚勢」の使い方

  1. 彼は気が弱いことを敵に気取られぬよう、虚勢を張った。
  2. 私は息子の手前、「怖いものは一つもない」と言ったが、それは虚勢であった。

上記の例文のように、「虚勢」は「虚勢を張る」という形で使われることが多くあります。

①の例文では、「気が弱いことを知られると不利になる」という前提から、「彼」が敵に対して勢いのあるふりをしている様子が表現されています。

②の例文では、「私」が息子を安心させようと、「怖いものは一つもない」という言葉で力のあるふりをしている様子がうかがえます。

このように、自分の心が強いように見せかける場面で、「虚勢」という言葉が使われます。

「虚勢」の類義語

虚勢には以下のような類義語があります。

  • 空威張り(からいばり):実際は実力がないのにもかかわらず威張ってみせること
  • はったり:ささいなことを大げさに表現したり、存在しないものをあたかも本当にあるかのように嘘をついたりすること

「空威張り」とは、自分の本当の実力を誇張して、必要以上に威張ったりえらぶったりすることです。

「虚勢」にも「威勢のあるように見せかける」という意味がありますが、「空威張り」の方がより「威張る」というニュアンスが強くなります。

「はったり」とは、言葉で相手をだますことです。たとえば、本当は5000人であるのにもかかわらず、「味方が1万人いる」と話を大げさにしたり、実際は仕掛けていないのにもかかわらず「地下に爆弾がある」と嘘をついたりする場面などで使われます。

ただの嘘ではなく、相手を動揺させることを狙ったような、脅しに近い言葉が「はったり」です。

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「虚勢」の対義語

虚勢には以下のような対義語があります。

  • 実勢:実際の勢力

「虚勢」が「見せかけの勢力」であるのに対し、「実勢」は「嘘偽りのない実際の勢力」を指します。

「実勢」が単体で使われることは多くなく、「実勢価格」という言葉で使われることがほとんどです。製造業者などが小売業者に対して、その商品の売値の希望を提示する「希望小売価格」に対し、「実勢価格」は、実際に小売業者が商品を売り出している価格のことを表します。

このように、見せかけでない本当の勢力を表すのが「実勢」なのです。

「虚勢」の英語訳

虚勢を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • bluff(はったり)

bluffは日本語でも「ブラフ」と使われる通り、「はったり」のことを指す英単語です。名詞としても動詞としても使えます。

動詞の場合には、「虚勢を張る」という意味の他に、「人を騙す」「強いカードを持っているふりをして賭け金を吊り上げる」などという意味にもなります。そのため、英文中にこの単語が出てきた場合には、文脈でどんな意味になるのか判断する必要があります。

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まとめ

以上、この記事では「虚勢」について解説しました。

読み方虚勢(きょせい)
意味見かけ上の威勢
類義語空威張り
対義語実勢
英語訳bluff(はったり)

虚勢を張るのはあまりよいことではありませんが、強がることで本当に強くなれるような場合もあります。虚勢をうまくコントロールして生活に役立てていきたいですね。

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