「掲載」の意味とは?読み方は?使い方から英語や類語まで例文付きで

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「掲載(けいさい)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「掲載」をざっくり言うと……

読み方掲載(けいさい)
意味新聞・雑誌などに文章や写真などをのせること
語源「高く持ち上げる。人の目につくところへ上げる。」と「書物・帳簿・掲示などに書きしるす。」という意味の漢字から
類義語掲示、登載、所載、記載など
英語訳publish(掲載する)

「掲載」の意味をスッキリ理解!

掲載(けいさい):新聞・雑誌などに文章や写真などをのせること

「掲載」の意味を詳しく

「掲載」は、新聞や雑誌などの公の媒体に文章や写真を載せることです。

主に新聞や雑誌で使用されますが、近年のインターネットの普及を受けて、ブログやSNSなどに文章や写真を載せる時も「掲載」という言葉が使用されるようになりました。

「掲載」が持つ「人の目に触れさせたいものを何かに載せる」という意味に違いはありません。

「掲載」の使い方

  1. 社内の写真を掲載したことで、雰囲気が掴みやすくなった。
  2. 社内報に掲載する文章を新入社員から募集する。
  3. 御社のホームページにご掲載されている文章を拝見しました。

①の例文のように、「○○を掲載」など、他の名詞と一緒に使われることが多い言葉です。

②の例文ように、「掲載する」という表現がされることも多いです。

また、「掲載」に丁寧語の「ご」をつけて、「ご掲載」とすれば、掲載をした人に対して丁寧な表現となるため、目上の人対して使うこともできます。

「掲載」の語源

「掲載」を構成する漢字の意味は、それぞれ以下の通りです。

  • :高く持ち上げる。人の目につくところへ上げる。
  • :書物・帳簿・掲示などに書きしるす。

それぞれの漢字の意味から「人目のつくところに文章などを載せること」というニュアンスの言葉だとわかります。

「掲載」の類義語

「掲載」には以下のような類義語があります。

  1. 掲示:文書などに書いて、人目につく所に掲げること。
  2. 登載:文章に書きしるして新聞・雑誌などにのせること。
  3. 所載:新聞・雑誌などに掲載されていること。
  4. 記載:書類や書物に書き記すこと。

①の「掲示」と「掲載」の違いは以下の通りです。

「掲載」と「掲示」の違い
  • 掲載:新聞や雑誌、インターネット上などの何らかの「媒体」で文章や写真を載せること。
  • 掲示:掲示板や壁面など、「媒体ではない」スペースを使って知らせたいことを掲げること。

 

②の「登載」と「掲載」の違いは以下の通りです。

「掲載」と「登載」の違い
  • 掲載:文章だけでなく、「写真」も載せること
  • 登載:「文章」を載せること

上記の違いのように、載せる対象物によって使い分ける必要があります。

 

③の「所載」と「掲載」の違いは以下の通りです。

「掲載」と「所載」の違い
  • 掲載:これから載せること
  • 所載:すでに載せられていること

上記のように、文章や写真を載せる前か、後かという違いがあります。

 

④の「記載」と「掲載」の違いは以下の通りです。

「掲載」と「記載」の違い
  • 掲載:文章だけでなく「写真」も載せること。雑誌や新聞などの「公の媒体」に載せること。
  • 記載:「文章」を載せること。第三者に見せるためではなく、あくまで残すために書き記すこと。

上記のように、載せる対象物と第三者の目に触れるか触れないかという違いがあります。

 

それぞれの類義語の例文は以下の通りです。

  1. 合格者の受験番号を校門前に掲示する。

  2. 投書を搭載する。

  3. 教授の論文が前月号に所載されている。

「掲載」の英語訳

「掲載」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • publish

    (掲載する)

「掲載された〇〇」というような言い回しをしたい場合には、 “published” を使用します。

例文は以下の通りです。

  • That is an article that was published in that newspaper.
    (これはその新聞に掲載された記事です訳。)

まとめ

以上、この記事では「掲載」について解説しました。

読み方掲載(けいさい)
意味新聞・雑誌などに文章や写真などをのせること
語源「高く持ち上げる。人の目につくところへ上げる。」と「書物・帳簿・掲示などに書きしるす。」という意味の漢字から
類義語掲示、登載、所載、記載など
英語訳publish(掲載する)

ビジネスシーンだけでなく、日常生活においても目にする言葉だと思います。載せる対象や、タイミングの違いによってニュアンスが異なるため、類義語をしっかり使い分けましょう。