「記載」の意味とは?読み方は?使い方から英語や類語まで例文付きで

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「記載(きさい)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「記載」をざっくり言うと……

読み方記載(きさい)
意味書類や書物に書き記すこと
類義語記述、記入
英語訳write、fill out、fill in

「記載」の意味をスッキリ理解!

記載(きさい):書類や書物に書き記すこと

「記載」の意味を詳しく

「記載」とは、書類や書物に何かを書き写すことです。

さらに、「書いたものをどこかに載せること」や「書類やサイトなど他の人が見ることができるような場所に残すこと」を意味します。単に何かを書くだけでなく、誰かに伝えたり見せることを目的として書き記すことを指すのです。

そのため「記載」される内容は、比較的重要なものであることが多くなっています。

ただし、記号や数字を書くことに対しては使うことができないため注意が必要です。

 

「記載」は、上記の意味以外に「生物の形質を書き記すこと」という意味があります。これは、生物学において使われる意味です。特に、分類学における用語です。

分類群の形質を文字や図で表すことを言います。大まかな内容ではなく、生物の形質に限定した表現であることに注意しましょう。

「記載」の使い方

「記載」は、以下のように使うことができます。

  1. 住民票に記載漏れがあったため内容を変更しに行く。
  2. 必要事項を記載の上、申し込み用紙の提出をお願いします。
  3. 詳細につきましては、記載内容をご確認ください

①は、「書き記すべきものが抜け落ちている場合」や「書き間違い」を指します。書類や書物に対して、記入するべきものが抜け落ちていたり、書き間違えたりした場合に使用されます。

②は、「書物や書類に書き写す行為」を指しています。

③は、「書物に書き写す内容」を表しています。重要な書類などを提出する際に「記載内容」の間違いがないように注意しましょう。

「記載」の類義語

記載には以下のような類義語があります。

  • 記述:書き記すこと
  • 記入:特定の用紙に文字や数字を書くこと

「記載」と類義語である「記述」「記入」には「どこに何を書くか」という違いがあります。

「記述」は、「ものごとの性質や特徴を文章として客観的に書きしるすこと」を意味します。文章にして書き写すという行為は「記載」と同じニュアンスを持ちます。

「記入」は、「所定の場所などに文字や数字を書き入れること」を意味します。記入は必ずしも文字を書くとは限らず、数学の問題に対する回答や、マークシートを塗りつぶしたり、丸を付けることも「記入」で表現できます。

「記入」が「記載」や「記述」と異なる点は、書き入れるという行為のみを表すところです。知識として覚えておきましょう。

「記載」の英語訳

記載を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • write
    (書く)
  • fill out
    (記述)
  • fill in
    (記入)

“write” は「書く」という意味の一般的な英語です。また、「書く」という行為ではなく「空欄を埋めること」を表すの場合は “fill in” や “fill out” が適切な表現になります。

例文
  • It is written here.(ここに記載されている。)
  • Fill in your name.(名前を記入する。)
  • Fill out this entire form.(全てに記入する。)

まとめ

以上、この記事では「記載」について解説しました。

読み方記載(きさい)
意味書類や書物に書き記すこと
類義語記述、記入
英語訳write、fill out、fill in

「記載」は「書物や紙に書き写す行為」を表しています。やや違うニュアンスを表す類義語の「記入」「記述」との違いをしっかりと理解して、場面に応じて適切に使い分けることが大切です。

「記載」の意味を正しく理解し、使いこなせるようにしましょう。