「炯眼」の意味とは?読み方は?使い方から英語や類義語まで例文付きで

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「炯眼(けいがん)」です。
言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳について分かりやすく解説します。

☆「炯眼」をざっくり言うと……

読み方炯眼(けいがん)
意味鋭く光る目つき。また、物事を見抜く力。
類義語慧眼、聡明、穎悟
対義語節穴
英語訳penetrating eyes(鋭い目つき)など

「炯眼」の意味をスッキリ理解!

炯眼(けいがん):鋭く光る目つき。また、物事を見抜く力。

「炯眼」の意味を詳しく

「炯眼」は「鋭く光る目つき」や「物事を見抜く力」を意味する熟語です。読み方は「けいがん」で、「烱眼」と書かれることもあります。

「炯」という漢字は、「はっきりしている」や「光り輝くさま」という意味を持っています。「烱」の字も同様です。もうひとつの「眼」という漢字には、「めだま」や「めつき」という意味以外にも、「物事を見ぬく力」や「本質を見通す力」という意味があります。

したがって、「炯眼」は、ひとつ目の漢字がふたつ目の漢字を修飾しているという構成をしている熟語だと分かります。

「炯眼」の使い方

  1. 刑事はついに犯人を追いつめ、炯眼そのものといった目つきで対峙(たいじ)した。
  2. 彼は炯眼を持つ人で、その前ではどんな人も心を見透かされたような気持ちになる。
❶の例文は、「鋭く光る目つき」という意味で「炯眼」が使われています。もうひとつの「物事を見抜く力」という意味では、❷の例文で使われている「炯眼」がそれに対応します。

「炯眼」の類義語

炯眼には以下のような類義語があります。

  • 慧眼(けいがん):物事の本質を見抜く目力。
  • 聡明(そうめい):理解力と判断力が優れていること。
  • 穎悟(えいご):非常に賢く、悟りがはやいこと。

どの熟語も「炯眼」の「物事を見抜く力」と意味が類似したものです。

特に「慧眼」は読みも同じですが、「慧眼」には「洞察力」や「将来を見通す力」という意味も含まれます。つまり、「炯眼」の方がより限定的な意味を持っているということです。

「炯眼」の対義語

炯眼には以下のような対義語があります。

  • 節穴:物を見るだけで、本質や重要なことを理解できない目。
「お前の目は節穴か」という使われ方で日常生活でもよく耳にするのが、この「節穴」です。「炯眼」の対義語であるということを覚えておきましょう。

「炯眼」の英語訳

炯眼を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • penetrating eyes
    (鋭い目つき)
  • insightfulness
    (洞察力)
  • perceptive
    (明敏な)
penetrating には、「突き刺すような」や「見識をもった」という意味があります。

まとめ

以上、この記事では「炯眼」について解説しました。

読み方炯眼(けいがん)
意味鋭く光る目つき。また、物事を見抜く力。
類義語慧眼、聡明、穎悟
対義語節穴
英語訳penetrating eyes(鋭い目つき)など

「炯眼」は、ぱっと見ただけでは読み方も意味も連想しづらい熟語です。同じ読みをする「慧眼」との違いも合わせて、しっかり理解しておきましょう。