ことわざ「風が吹けば桶屋が儲かる」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「風が吹けば桶屋(おけや)が儲(もう)かる」です。

言葉の意味や使い方・由来・類義語・英語訳について分かりやすく解説します。

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「風が吹けば桶屋が儲かる」の意味をスッキリ理解!

風が吹けば桶屋(おけや)が儲(もう)かる:何か出来事が起こった時に巡り巡って意外なところに影響を及ぼすこと、ほとんど起こる可能性の無い当てにならない期待をすることのたとえ

「風が吹けば桶屋が儲かる」の意味を詳しく


「風が吹けば桶屋が儲かる」は、二つの意味があることわざです。

  1. 何か出来事が起こった時に、巡り巡って意外なところに影響を及ぼすこと
  2. 起こる可能性がほとんど無い、当てにならない期待をすることのたとえ

 

まず、➀の意味について解説します。

ある何かしらの出来事が起こった際、その影響が及ぶ範囲は基本的に推測することができます。例えば、地震の被害はその震源地付近が受けることになると通常では推測されます。しかし、その地震の影響が、遠く離れた地に及ぶとなると、全くの推測外の出来事でしょう。

「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざは、ある出来事が及ぼす影響が、推測する範囲から超えた際に用いられることわざなのです。

 

次に、➁の意味について解説します。

「風が吹けば桶屋が儲かる」は、「推測範囲外」という点からも考えられる通り、可能性としては低い出来事と言えます。

このことから、可能性がほとんど無いことに対して期待をすることのたとえとしても、「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざは使われます。

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「風が吹けば桶屋が儲かる」の使い方

  1. 人を叱るために発した言葉がまさか流行語大賞になるとは、風が吹けば桶屋が儲かるとはこのことか。
  2. 風が吹けば桶屋が儲かるような期待をしていないで、もっと努力したらどうだ。

「風が吹けば桶屋が儲かる」の由来

「風が吹けば桶屋が儲かる」は、江戸時代から言い伝えられてきたことわざです。

江戸時代後期の戯作者(げさくしゃ)、十返舎一九(じっぺんしゃいっく)が書いた『東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)』の中に、「風が吹けば桶屋が儲かる」の語源と思われる文章があります。

 

その文章を要約すると以下のようになります。

  1. 風で土ぼこりが立つ
  2. その土が目に入り、目の病気を患う人が増える
  3. 盲人が増える
  4. 目が見えなくなると、三味線で生活していこうとする
  5. 三味線を買う人が増える
  6. 三味線に使う猫皮が必要になり、猫の数が減る
  7. 猫が減るとネズミが増える
  8. ネズミは桶をかじる
  9. 桶の需要が増え、桶屋が儲かる

かなり強引な論理ですが、これが「風が吹けば桶屋が儲かる」の語源であると言われています。

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「風が吹けば桶屋が儲かる」の類義語

「風が吹けば桶屋が儲かる」には以下のような類義語があります。

  • 大風が吹けば箱屋が儲かる:「風が吹けば桶屋が儲かる」と同義
  • 大風が吹けば桶屋や喜ぶ:「風が吹けば桶屋が儲かる」と同義
  • 瓢箪(ひょうたん)から駒(こま):思いがけないことや道理上はあり得ないことが起こること
  • バタフライ効果:ほんの些細なことが、後にとんでもない大きな現象のきっかけとなること
  • バタフライエフェクト:「バタフライ効果」と同義

「風が吹けば桶屋が儲かる」の英語訳

「風が吹けば桶屋が儲かる」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • It’s an ill wind that blows nobody any good.
    (誰のためにもならない風は吹かない)
  • one thing leads to another.
    (1つの出来事がもう1つの出来事を導く)
  • Bliss often falls into the hands of an unexpected person.
    (幸福はしばしば思いがけない人の手の中に落ちてくる)
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まとめ

以上、この記事では「風が吹けば桶屋が儲かる」について解説しました。

読み方 風が吹けば桶屋(おけや)が儲(もう)かる
意味 何か出来事が起こった時に巡り巡って意外なところに影響を及ぼすこと、ほとんど起こる可能性の無い当てにならない期待をすることのたとえ
由来 江戸時代後期に書かれた、十返舎一九の『東海道中膝栗毛』
類義語 大風が吹けば箱屋が儲かる、大風が吹けば桶屋や喜ぶ、瓢箪から駒など
英語訳 It’s an ill wind that blows nobody any good.(誰のためにもならない風は吹かない)

「風が吹けば桶屋が儲かる」の意味や使い方などを理解することはできたでしょうか。

初めてこのことわざを見聞きした時は、「なぜ風が吹くと桶屋が儲かるんだろう」と疑問に思った方も多いと思います。しかし、言葉の語源を見ればわかる通り、疑問に思うのは当然であり、それを意図したことわざなのです。

ことわざは一見意味がよく理解できないものがほとんどです。しかし、「風が吹けば桶屋が儲かる」のように、由来・語源から見てみることで、理解により早く近づくことができるかもしれません。ぜひ、ことわざを学ぶ際は、由来や語源にも気をかけるクセをつけていきましょう。

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