「刮目(かつもく)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「刮目(かつもく)」です。「刮目せよ。」などのフレーズを目にしたことのある方は多いでしょう。ただ。「刮」を用いる機会が少ないだけに、意味がわからないと感じる方も多いのではないでしょうか。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

スポンサードリンク

「刮目」の意味をスッキリ理解!

刮目(かつもく):注意してみること

「刮目」の意味を詳しく

「刮目」は、「刮」と「目」という2つの単語から構成されています。

「刮」は、「かつ」「こそぐ」と読み、「えぐりとる」「こする」という意味をもちます。

「目」は、「め」や「もく」と読み、「体の一部である目」という意味と共に、「見る」という意味でも使われています。「注目」や「着目」等の単語にも用いられています。

この2つの漢字の意味から、「刮目」は、「目をこすってよく見る」という意味をもちます。

スポンサードリンク

「刮目」の使い方

  1. お気に入りの映画の最新作を、刮目して待つ
  2. 彼女の仕事ぶりは、刮目に値する
  3. わが社の歴史が変わる瞬間に、刮目せよ

①の例文で、「刮目」は、「刮目して待つ」という形で用いられています。「刮目」は、「刮目して待つ」という形で用いられることも多く、この場合、「注目して待つ」「期待して待つ」という意味をもちます。

②の例文で、「刮目」は、「刮目に値する」という形で用いられています。あるものの動向や状況等を注目して見る価値があるとされる場合に、「刮目」はこの形で用いられます。

③の例文で、「刮目」は、「刮目せよ」という形で用いられています。「刮目」は、このように命令形で用いられる場合も多く、「注目して見なさい」という意味をもちます。また、「刮目せよ」は、「思い込みを捨てて、もう一度よく見なさい」という意味で用いられる場合もあります。

「刮目」の語源

「刮目」は、中国の古典『三国志』に由来しています。

『三国志』の中の一節に、「士別れて三日なれば、即ち更に刮目して相対すべし」という文があります。これは、「日々修行しているものは、三日も会わなければ、すっかり変わっている」という意味をもちます。

この文を解釈すると、「いつまでも同じ先入観で物事を見ずに、常に新しいものを見るように注目して見るように」という意味になります。

このことから、「刮目」は、「注目して見る」という意味で用いられるようになりました。

スポンサードリンク

「刮目」の類義語

刮目には以下のような類義語があります。

  • 注目(ちゅうもく):注意して見つめること
  • 刮眼(かつがん):注目してみること
  • 注視(ちゅうし):じっと見つめること
  • 凝視(ぎょうし):ひとみを凝らしてみること
  • 観察(かんさつ):注意深く見ること

「刮眼」は、「刮目」と同義語になります。

「刮目」の対義語

刮目には以下のような対義語があります。

  • 一見(いっけん):ちらっと見ること
  • 一瞥(いちべつ):少しだけ見やること
スポンサードリンク

「刮目」の英語訳

刮目を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • look with keen interest
    (刮目する)
  • watch with close attention
    (注意深く見る)
  • await with intense interest
    (刮目して待つ)

まとめ

以上、この記事では「刮目」について解説しました。

読み方刮目(かつもく)
意味注意してみること
語源「三国志」の「士別れて三日なれば、即ち更に刮目して相対すべし」という一節に由来する
類義語注目、刮眼、注視など
対義語一見、一瞥
英語訳look with keen interest(刮目する)

「刮目」の「刮」の漢字は、普段使うことは少ない漢字ですが、「刮目」という熟語は、ビジネスシーン等多くの場面で用いられます。

しっかりと意味や使い方を理解し、正しく使いましょう。

スポンサードリンク