「葛藤(かっとう)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「葛藤(かっとう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「葛藤」の意味をスッキリ理解!

葛藤(かっとう):もつれ。人と人とが譲り合わず対立すること。

「葛藤」の意味を詳しく

「葛藤」は、「葛」と「藤」という2つの単語から構成されています。

「葛」は、「かずら」や「くず」と読み、つる草のことを指します。つる草とは、つる性の多年草のことです。

「藤」は、「ふじ」と読み、「藤」という名のマメ科の植物のことを指します。藤は、つる性の幹が他の植物に絡みついて成長します。また、つる性の植物の総称として「藤」が用いられる場合もあります。

この2つのつる性の植物を表す漢字から、「葛藤」は、つるが絡み合う様子を示し、その意味が派生して、人間の心や関係がもつれる様子を表しています。また、「葛藤」は、「つづらふじ」とも読み、つづらふじ科のつる草のことを表す場合もあります。

「葛藤」と「ジレンマ」の違い

「葛藤」と似た言葉に、「ジレンマ」があります。この2つの単語は、どちらも「選択を迫られ、迷う」という意味で共通しています。

しかし、「葛藤」は、ただ「複数の欲望を前に迷う」という意味であるのに対し、「ジレンマ」は、「苦しい選択を迫られる」「窮地に立たされる」という意味をもちます

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「葛藤」の使い方

  1. 究極の選択を迫られ、葛藤する。
  2. 親子間に葛藤はつきものである。
  3. 葛藤のつるでカゴを編む。

①の例文で、「葛藤」は、「葛藤する」という形で用いられ、「心がもつれ、迷う」という意味で使われています。②の例文で、「葛藤」は、「関係のもつれ」や「対立」を示しています。③の例文で、「葛藤」は、「つづらふじ」という読み方で用いられ、つる草のことを表しています。

このように、同じ「葛藤」という単語を用いていても、状況により、意味が大きく異なるため、文脈をしっかりとらえて、判断しましょう。

「葛藤」の類義語

葛藤には以下のような類義語があります。

  • 軋轢(あつれき):仲が悪くなること
  • 摩擦(まさつ):性質の違いなどから生まれるもめごと
  • 確執(かくしつ):お互いに自分の意見を主張して譲らないこと
  • 複雑(ふくざつ):いろいろな要素が絡み合ってわかりにくいこと
  • 不和(ふわ):気持ちに行き違いが生じること

「複雑」は、「葛藤」の元の意味である「絡み合う」という意味に対する類義語です。「軋轢」「摩擦」「確執」「不和」は、人間関係における対立構造を暗示します。

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「葛藤」の対義語

葛藤には以下のような対義語があります。

  • 平穏(へいおん):変わったこともなく穏やかであるさま
  • 平安(へいあん):無事で穏やかであるさま

「葛藤」の英語訳

葛藤を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • conflict
    (葛藤)
  • troubles
    (問題)
  • discord
    (不一致、不和)

それぞれを用いた例文は以下の通りです。

  • We are uncomfortable because of the conflict between my mother and my father.
    (父母間の葛藤により、私たちは居心地が悪い。)
  • I heard that my parents’ marriage caused troubles between two families at that time.
    (当時、両親の結婚は、両家に不穏な空気を生み出したようだった。)
  • There seems to be discord between some teammates.
    (チームメイトの中には、意見が食い違う者がいるようだ。)
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まとめ

以上、この記事では「葛藤」について解説しました。

読み方葛藤(かっとう)
意味もつれ。人と人とが譲り合わず対立すること。
類義語軋轢、摩擦、確執など
対義語平穏、平安など
英語訳conflict(葛藤)

「葛藤」には、「迷う」という意味と、「対立する」という意味がありますが、どちらも日常生活でもよく直面することだと思います。

葛藤をいつまでも引きずらず、解決できるよう心掛けましょう。

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