「間一髪(かんいっぱつ)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「間一髪(かんいっぱつ)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「間一髪」の意味をスッキリ理解!

間一髪(かんいっぱつ):事態が差し迫った寸前のところ

「間一髪」の意味を詳しく

「間一髪」とは、 事態が差し迫った寸前のところのことです。

「一髪」とは、髪の毛一本分のことです。そのため、「間一髪」とは「間に髪の毛一本分しか隙間がない」ということになります。つまり、ほぼ隣り合わせの状況になります。

多くの場合、命の危機やなんらかのピンチの場面で使われます。

「間一髪」の使い方

  1. 寝坊してしまったが、 間一髪乗る予定の電車に間に合った。
  2. 崩れた瓦がすぐ後ろに落ちて、あやうく頭に当たるところだったが、まさに間一髪だった。
  3. 地震で私のいた橋は落ちかけていたが、 間一髪助かった。

上記の例文のように、「間一髪」は「○○するところだったが、間一髪間に合った」など、ギリギリそうならなかったがそうなる可能性があった状況を説明しながら使われることが多いです。

①の例文では、寝坊が原因で電車に遅れる可能性が高かったものの、どうにか間に合ったことを「間一髪」と表現しています。

②の例文では、あと少し位置がずれていたら瓦が頭に当たっていた、という状況を「間一髪」という言葉で説明しています。

③の例文も②の例文同様に、あと少し逃げ遅れたり元々の位置が悪かったりしたら命を落としていた、という状況を「間一髪」としています。

「間一髪」の類義語

間一髪には以下のような類義語があります。

  • 危機一髪:ひとつの間違いで危機に陥るぎりぎりのところ
  • ギリギリ:それ以上の余地がなく限度いっぱいのこと

「間一髪」にもっとも似ている表現に、「危機一髪」があります。

「危機一髪」も「一髪」とあるように、髪の毛一本分の差で間に合ったり助かったりした場合に使います。

「間一髪」と「危機一髪」にほとんど意味の差はありませんが、「危機一髪」の方がより、「危険な状況をまぬがれた」というニュアンスが強くなります。

 

「ギリギリ」は、「間一髪」「危機一髪」をほとんど言い換えることのできる言葉です。

ただし、「間一髪」「危機一髪」の方が、より差し迫った印象を与えます。

また、「ギリギリ」はカジュアルな言い回しです。場面によっては言い換えができないので気をつけましょう。

「間一髪」の英語訳

間一髪を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • hairbreadth
    (毛ほどのすき)
  • by a whipker
    (ほおひげほど短い差で)

hairbreadthは、名詞で「毛ほどのすき」という意味の英単語です。可算名詞なので冠詞aをつけるのを忘れないようにしましょう。

また、hairbreadthは「ごく狭い」「かろうじて」という意味の形容詞にもなり、 “have a hairbreadth escape”で「間一髪逃れる」と表現できます。

 

“by a whisker” も「間一髪」という意味のある表現です。

whiskerとは動物のひげを指す言葉で、日本語の「間一髪」と同じく非常にわずかな差のことを言います。

byがつくことで、「間一髪で」と、結果を修飾する形になります。同様に、 “by a hairbreadth” も、ほぼ同じ意味で使うことができます。

まとめ

以上、この記事では「間一髪」について解説しました。

読み方間一髪(かんいっぱつ)
意味事態が差し迫った寸前のところ
類義語危機一髪、ギリギリ
英語訳hairbreadth(毛ほどのすき)

「間一髪」はよく使う言葉です。似た意味の「危機一髪」とともに覚えておきましょう。