「感慨」の意味とは?読み方は?使い方から類語や英語まで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「感慨(かんがい)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「感慨」をざっくり言うと……

読み方感慨(かんがい)
意味心に深く感じて、しみじみと思うこと
類義語情緒、感動、感激など
英語訳deep emotion(深い感動など、心の動き)など

「感慨」の意味をスッキリ理解!

感慨(かんがい):心に深く感じて、しみじみと思うこと

「感慨」の意味を詳しく


「感慨」は「心に深く感じて、しみじみと思うこと」を意味する熟語です。この熟語を構成する「感」という漢字は「物事にふれて、心が動くこと」という意味を持っています。もう一つの「慨」は、「心を揺さぶる思いで一杯になること」を意味します。

よくある漢字の間違いとして、「感概」と書かれることが挙げられます。この熟語で使われるのは、「きへん」ではなく「りっしんべん」の「慨」です。間違えないように、きちんと覚えておきましょう。

「感慨」の使い方

  1. 世界的に有名な絵画を鑑賞して、感慨にひたる。
  2. あんなに小さかった妹が結婚すると思うと、感慨深いものがある。
  3. 孫の成長した姿を目にして、感慨を覚える。
  4. 社員の努力の結晶とも言える商品が店頭に並んでいるのを見るのは、まさに感慨無量だ。
④で用いた「感慨無量」は、「胸一杯になるほど、しみじみとすること」を意味する四字熟語です。これは、転じて「感無量」という熟語になりました。

日常生活でよく使われる「感無量」という言葉には、もともと「感慨」が含まれていたということを、きちんと理解しておきましょう。

「感慨」の類義語

感慨には以下のような類義語があります。

  • 情緒(じょうちょ):物事にふれて起こる心の動き
  • 感動(かんどう):美しいものなどによって起こる心の動き
  • 感激(かんげき):心が動き、感情が高まること
  • 感心(かんしん):深く感じて心が動かされること
  • 感銘(かんめい):忘れられないほど心が動くこと
どれも物事にふれて、心が動かされることを意味する熟語です。「感慨」と同じく、「感」という漢字が使われているものが多いですね。

「感慨」の英語訳

感慨を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • deep emotion
    (深い感動など、心の動き)
  • strong feelings
    (強い感情)

「感慨深い」という意味の英語表現は、“deeply emotive” もしくは “moving” という単語を使います。

まとめ

以上、この記事では「感慨」について解説しました。

読み方感慨(かんがい)
意味心に深く感じて、しみじみと思うこと
類義語情緒、感動、感激など
英語訳deep emotion(深い感動など、心の動き)など

「感慨」という熟語は、日常生活でもよく使われるものです。きちんと意味や類語、英語訳を理解しておきましょう。