ことわざ「亀の甲より年の功」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「亀(かめ)の甲(こう)より年(とし)の功(こう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「亀の甲より年の功」の意味をスッキリ理解!

亀(かめ)の甲(こう)より年(とし)の功(こう):長年かけて積んできた経験は貴重であり、価値があるということ

「亀の甲より年の功」の意味を詳しく


「亀の甲より年の功」とは、「長年かけて積んできた経験は貴重であり、価値があるということ」を意味することわざです。

本来は、「亀の甲より年の劫(こう)」と書きます。漢字は異なっても、同じ意味です。

「劫」とは、「きわめて長い時間」を意味します。「未来永劫(みらいえいごう)」といった言葉にも使われています。もとは仏教の言葉で「非常に長い時間」という意味でした。

 

なぜ、「亀の甲」が「非常に長い時間」という意味である「劫」と比べられているのでしょうか。

まず、「亀の甲」とは「亀の甲羅(こうら)」のことを意味します。そして、亀は万年も生きると言われており、長生きする動物として有名です。

しかし、万年生きようと、甲羅は甲羅の価値しかありません。それと比べて人間が積み重ねてきた「年の劫」は長くて100年ほどですが、その歳月に培った知恵や経験は、甲羅よりもかなり充実した価値があるということを言っています。

ちなみに、「亀の甲」と「年の劫」は、語呂(ごろ)よく韻(いん)を踏んで、音をかけているとされています。

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「亀の甲より年の功」の使い方

  1. 亀の甲より年の功と言うし、お年寄りの意見に耳を傾けるべきだ。
  2. 私の祖父の話はとてもためになる。亀の甲より年の功だ。
  3. 亀の甲より年の功だと言うのに、弟は祖母の意見を全く聞こうとしない。

「亀の甲より年の功」の類義語

「亀の甲より年の功」には以下のような類義語があります。

  • 松毬(まつかさ)より年嵩(としかさ):なんといっても長年の経験が大切だということ
  • 医者と坊主は年寄りがよい:医者や僧侶(そうりょ)は、年を重ねて経験を積んだ方が信頼をおけるようになるということ
  • 医者と味噌(みそ)は古いほどよい:医者は年をとって経験を積んだ者の方がよく、味噌は時間が経って味がなじんだものがよいということ
  • 烏賊(いか)の甲より年の功:イカの甲はあまり役に立たないが、年の功は積めば積むほど価値があるということ
  • 老いたる馬は道を忘れず:経験が豊かな人は、物事のやり方をよく心得ているということ
  • 無駄に鳥居(とりい)の数をくぐらぬ:経験を積んだ者の意見は貴重だということ
  • 老馬(ろうば)の智(ち):無能に見えても人生経験を積んだ老人は、物事の判断を誤(あやま)らないということ
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「亀の甲より年の功」の対義語

「亀の甲より年の功」には以下のような対義語があります。

  • 麒麟(きりん)も老いては駑馬(どば)に劣る:どんなに優れた人物でも、年老いると凡人(ぼんじん)に及ばなくなってしまうということ
  • 負(お)うた子に教えられて浅瀬(あさせ)を渡る:経験を積んだ人も時には未熟な人に教えられることもあるということ
  • 出藍(しゅつらん)の誉(ほま)れ:弟子(でし)が、その師よりも優れていること

「亀の甲より年の功」の英語訳

「亀の甲より年の功」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • Experience is the best teacher.
    (経験は最善の師)
  • The older you are, the wiser you are.
    (年を取れば取るほど賢くなる。)
  • Age and experience teach wisdom.
    (年月と経験は知恵になる。)
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まとめ

以上、この記事では「亀の甲より年の功」について解説しました。

読み方 亀(かめ)の甲(こう)より年(とし)の功(こう)
意味 長年かけて積んできた経験は貴重であり、価値があるということ
類義語 松毬より年嵩、医者と坊主は年寄りがよい、老いたる馬は道を忘れずなど
対義語 麒麟も老いては駑馬に劣る、負うた子に教えられて浅瀬を渡る、出藍の誉れなど
英語訳 Age and experience teach wisdom.(年月と経験は知恵になる。)

たくさんの経験を重ねた人の言葉は、若者に比べて重みがあるように感じられます。そして、驚くほど的を射た言葉をかけることもあります。

どんなに学問を積んでも、経験を超えることは難しいものです。自分よりも人生経験が豊かな人の言葉には、なるべく耳を傾けるようにしましょう。

自分だけでは気付けなかった新たな視点から物事を見ることができるようになるかもしれません。

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