故事成語「出藍の誉れ」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、故事成語の「出藍の誉れ(しゅつらんのほまれ)」です。

言葉の意味、使い方、由来、類義語、対義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「出藍の誉れ」の意味をスッキリ理解!

出藍の誉れ(しゅつらんのほまれ):弟子の能力が、師匠を超えて優れていること

「出藍の誉れ」の意味を詳しく

「出藍の誉れ」とは、弟子の能力が、師匠を超えて優れていることを表す故事成語です。

 

日本では、弟子が師匠の元で修行をする文化が、多くの分野であります。また、師匠、先輩、先生といった目上の人を立てるという考え方が根付いています。

例としては、成果主義ではなく年功序列の働き方や給与体系などが挙げられます。

そのため、日本では、弟子の能力が師匠を超えて優れているということが、あまり好ましく思われていないこともあります。

 

「出藍の誉れ」は、かっこいいと思われることがある一方で、恨みや妬みの先になることもしばしばあります。

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「出藍の誉れ」の使い方

  1. たった一年で師匠を超えてしまうなんて、まさに出藍の誉れだ。
  2. 出世する人は常に、出藍の誉れを意識していると言っても過言ではない。
  3. 優勝おめでとう。まさに出藍の誉れね。

「出藍の誉れ」の由来

「出藍の誉れ」は、中国の王朝の一つの時代である戦国時代、紀元前310年~紀元前230年頃に、荀子(じゅんし)という思想家が、学問の大切さを教えるために使った以下のような言葉から派生しました。

  • 青取之於藍、而青於藍(青はこれを藍より取りて、藍よりも青く)

これは、学問を継続し、高い人格を養わなければいけないという意味の言葉です。

これが転じて、教えを受けた人が教えた人を超えてしまうこと、つまり、弟子が師匠を超えてしまうことを表すようになりました。

 

そもそも、「藍」は、青色の染め物に使う染料の草のことです。

藍は、もともと青みがかった色をしていて、その色を抽出することで「青」を作っていました。

しかし、藍の青色よりも、藍から抽出した後の青色の方が、色の濃い青色になります。

これを、元となる存在を超えた力を発揮してしまうこととして例えたのです。

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「出藍の誉れ」の類義語

出藍の誉れには以下のような類義語があります。

  • 青は藍より出でて藍より青し:弟子の能力が、師匠を超えて優れていることの例え。「出藍の誉れ」と同じ意味。
  • 氷は水より出でて水より寒し:弟子が師匠に勝ることの例え

「出藍の誉れ」の対義語

出藍の誉れには以下のような対義語があります。

  • 不肖の弟子(ふしょうのでし):親や師匠の才能を受け継がず、愚かな弟子であるという意味
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「出藍の誉れ」の英語訳

出藍の誉れを英語に訳すと、次のような表現になります。

  • The scholar may waur the master.
    (弟子が師匠に勝ることもある)

まとめ

以上、この記事では「出藍の誉れ」について解説しました。

読み方 出藍の誉れ(しゅつらんのほまれ)
意味 弟子の能力が、師匠を超えて優れていること
由来 「青取之於藍、而青於藍(青はこれを藍より取りて、藍よりも青く)」という荀子の言葉
類義語 青は藍より出でて藍より青し、氷は水より出でて水より寒しなど
対義語 不肖の弟子など
英語訳 The scholar may waur the master.(弟子が師匠に勝ることもある)

前述のように、使い方によっては誤解を招くので、私たち日本人にあった使い方をしていきたいですね。

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