故事成語「隔靴掻痒(かっかそうよう)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、故事成語の「隔靴掻痒」です。

「隔靴掻痒」の意味、例文、由来、類義語、対義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「隔靴掻痒」の意味をスッキリ理解!

隔靴掻痒(かっかそうよう):物事が思うようにいかず、もどかしいこと

「隔靴掻痒」の意味を詳しく

「隔靴掻痒」とは、物事が思うようにいかず、もどかしいことです。

靴を履いたままかゆいところをかくことから、上記のような意味が生まれました。

ちなみに、「」とは、「かく」「ひっかく」などという意味を表しています。

また、「」とは、「かゆい」という意味を表しています。

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「隔靴掻痒」の例文

  1. 毎日10時間勉強しているのにも関わらず偏差値が上がらないので、隔靴掻痒の思いだ。
  2. 毎日練習しているのにも関わらずうまくならないので、隔靴掻痒の思いだ。
  3. お前はいま、隔靴掻痒の思いをしていると思うが、もう少しの辛抱だ。

「隔靴掻痒」の由来

「隔靴掻痒」の出典は『無門関(むもんかん)』の「序」という章と、『景徳伝灯録(けいとくでんとうろく)』の二十二章です。

これらの本の中には「棒をふるって月を打ち、靴を隔てて痒きを掻く」という表現が出てきます。

この表現が「隔靴掻痒」の由来になっています。

『無門関』

『無門関』とは、中国南宋時代に編纂された仏教書です。

仏教の故事などを紹介しています。

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「隔靴掻痒」の類義語

「隔靴掻痒」には以下のような類義語があります。

  • 靴を隔てて痒きを掻く(くつをへだててかゆきをかく)
  • 二階から目薬
  • 御簾を隔てて高座を覗く(みすをへだててこうざをのぞく)
  • 掉棒打星(とうぼうだせい)

「隔靴掻痒」の対義語

「隔靴掻痒」には以下のような対義語があります。

  • 麻姑掻痒(まこそうよう):かゆいところをかいて非常に気持ちがいいこと
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「隔靴掻痒」の英語訳

「隔靴掻痒」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • Having an itch that one cannot scratch.
    (かけないところがかゆい)

まとめ

以上、この記事では「隔靴掻痒」について解説しました。

読み方 隔靴掻痒(かっかそうよう)
意味 物事が思うようにいかず、もどかしいこと
由来 『無門関』などの「棒をふるって月を打ち、靴を隔てて痒きを掻く」という言葉から
類義語 靴を隔てて痒きを掻く、二階から目薬、御簾を隔てて高座を覗く、など
対義語 麻姑掻痒
英語訳 Having an itch that one cannot scratch
(かけないところがかゆい)

「隔靴掻痒」は日常会話でも用いられる表現です。

きちんと意味を理解して、ピッタリな場面があった時には使っていきたいですね。

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