「皆無」の意味とは？使い方から類語や英語や対義語まで例文付きで解説

今回ご紹介する言葉は、熟語の「皆無(かいむ)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「皆無」をざっくり言うと……

「皆無」の意味をスッキリ理解！

「皆無」の意味を詳しく

「皆無」とは、全くないことという意味です。

詳細には3つに分けることができます。

①は名詞的・形容詞的用法、②・③は副詞的用法です。一般的には①の「少しもないこと、全然ないこと」の意味で使われることが多いです。

「皆無」は、物事や感情などのあらゆるものが完全に存在しないことを意味します。単に無いだけでなく、全く無いことを強調するための表現です。

また、「皆無」は、そもそも存在する可能性が0ではないことを条件に、全くないことを意味します。元から絶対ない、存在する可能性がないときには使わない言葉です。

「皆無」の使い方

「皆無」の使い方として最も代表的な形は「〇〇が皆無」です。これは「〇〇が全くない」という意味になります。〇〇に入る言葉としては、やる気、運動神経、センス、語彙力など、その人の才能や能力を表すことが多いです。

「〇〇が皆無」の形は、完全に〇〇がないことを言い切りたいときに使います。しかし、ゼロではないけれども限りなくゼロに近い状態を表現したい場合にも「皆無」を使うことができます。以下がその表現の例です。

いずれも「ほとんどない」「あってないようなもの」という意味で使われます。

「皆無」の語源

「皆無」を構成する漢字の意味は、それぞれ以下の通りです。

2つの漢字を組み合わせると「まったくない」という意味になります。

「皆無」の類義語

「皆無」には以下のような類義語があります。

「絶無」は「皆無」と非常に意味が似ていますが、「絶無」の「絶つ」という字は続いていた物を断ち切るという意味があり、「絶無」は未来の可能性までも否定します。

「皆無」の対義語

「皆無」には以下のような対義語があります。

「皆無」の英語訳

「皆無」を英語に訳すと、次のような表現になります。

「皆無に等しい」は “almost nonexistent”と表現します。

まとめ

以上、この記事では「皆無」について解説しました。

「皆無」は意味がわかりやすく、比較的使いやすい言葉です。正しい意味を理解して使いこなせるようにしましょう。