ことわざ「飼い犬に手を噛まれる」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「飼い犬に手を噛まれる(かいいぬにてをかまれる)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳について分かりやすく解説します。

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「飼い犬に手を噛まれる」の意味をスッキリ理解!

飼い犬に手を噛まれる(かいいぬにてをかまれる):日頃かわいがっていた者から、思いがけない裏切りを受けること。

「飼い犬に手を噛まれる」の意味を詳しく

「飼い犬に手を噛まれる」は、「日頃かわいがっていた者から、思いがけない裏切りを受けること」を意味することわざです。「飼い犬に手を食われる」や、「手飼いの犬に手を食わる」と言うこともあります。

このことわざを使う際に注意するべきなのが、誰について話しているのか、ということです。

「飼い犬」に例えているので、目上の人や友人から裏切りを受けた際に用いるのは適切ではありません。部下や後輩について話す際に使うのが普通です。

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「飼い犬に手を噛まれる」の使い方

  1. 長い付き合いの部下から金を騙し取られ、飼い犬に手を噛まれた気分だ。
  2. 新人の頃から目をかけていた後輩が、引き抜かれてライバル会社へ移動した。飼い犬に手を噛まれるとは、まさにこのことだ。

「意味を詳しく」の項目で述べたように、「飼い犬に手を噛まれる」は、部下や後輩について話す際に使います。

「飼い犬に手を噛まれる」の類義語

飼い犬に手を噛まれるには以下のような類義語があります。

  • 恩を仇で返す:恩を受けた人に、かえって害を与えること。
  • 後足で砂をかける
  • 陰に居て枝を折る
  • 片屋貸して母屋取られる:好意につけこまれ、ひどい目にあうこと。
  • 借家栄えて母屋倒れる
  • 軒を貸して母屋を取られる
  • 庇を貸して母屋を取られる
  • 獅子身中の虫:恩を仇で返す人の例え。

「飼い犬に手を噛まれる」の類義語の中で、最もよく使われるのが「恩を仇で返す」です。

「飼い犬に手を噛まれる」が「~される」という受動態の文であることに対して、「後足で砂をかける」「陰に居て枝を折る」「恩を仇で返す」は「~する」という能動態の文章です。

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「飼い犬に手を噛まれる」の対義語

飼い犬に手を噛まれるには以下のような対義語があります。

  • 犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ:受けた恩は、いつまでも忘れてはいけないという教え。
  • 犬はその主を知る:受けた恩のありがたさを、いつまでも覚えておくようにという教え。
  • 飼い飼う犬も主を知る(かいかういぬもぬしをしる):ありがたい恩は、いつまでも忘れてはいけないという教え。

これら三つのどの対義語も、単に犬の性質を表す際にも使われます。

特に、「犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ」は、猫の性質と比較して「犬は三日の恩を三年忘れず、猫は三年の恩を三日で忘れる」とされることもあります。

「飼い犬に手を噛まれる」の英語訳

飼い犬に手を噛まれるを英語に訳すと、次のような表現になります。

  • to be betrayed by a trusted follower
    (信頼していた弟子に裏切られる)
  • stabbed in the back by the one you love
    (愛する者に背中を刺される)
  • He has brought up a bird to pick out his own eyes.
    (育てた鳥に目を突かれる)
  • bite the hand that feeds you
    (餌をくれる者の手を噛む)

“bite the hand that feeds you” については、類義語の項目で紹介した「恩を仇で返す」と近いニュアンスです。「飼い犬に手を噛まれる」は、“bite the hand that feeds you” の受け身の状態を表します。

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まとめ

以上、この記事では「飼い犬に手を噛まれる」について解説しました。

読み方飼い犬に手を噛まれる(かいいぬにてをかまれる)
意味日頃かわいがっていた者から、思いがけない裏切りを受けること。
類義語恩を仇で返す、後足で砂をかける、片屋貸して母屋取られるなど
対義語犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ、犬はその主を知る、飼い飼う犬も主を知るなど
英語訳to be betrayed by a trusted follower(信頼していた弟子に裏切られる)など

「飼い犬に手を噛まれる」は、耳馴染みのあることわざですね。意味だけでなく、類義語や英語訳もきちんと理解して、周りに差をつけましょう。

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