ことわざ「門前雀羅を張る」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「門前雀羅(じゃくら)を張る」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「門前雀羅を張る」の意味をスッキリ理解!

門前雀羅(じゃくら)を張る:訪れる人が誰もおらず、さびれていること

「門前雀羅を張る」の意味を詳しく

「門前雀羅を張る」は、訪れる人が誰もおらず、さびれているという意味です。「門前雀羅」や「門外雀羅を設(もう)くべし」ともいいます。多くの場合、商売が上手くいっていない状況に対して使います。

「門前市(いち)を成す」と混同する場合が多いので、注意してください。「門前市を成す」は「門前雀羅を張る」の対義語にあたります。

雀羅とは、スズメを捕まえるための網です。現代ではスズメを食べることは一般的ではありませんが、昔はスズメを食べる習慣がありました。

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「門前雀羅を張る」の使い方

  1. 孫も大きくなって忙しくなり、家に遊びに来なくなった。訪問客も全くいないので、家は門前雀羅を張ったようである。
  2. 近所の和菓子屋さんは昔は人でにぎわっていたが、代が変わってからはすっかり門前雀羅を張ったような雰囲気だ。
  3. 食パンの専門店がオープンした。オープン当初は行列ができるほどだったが、しばらくすると、門前雀羅を張ったような状態になっていた。

①・②・③の例文はいずれも「訪ねてくる人がおらず、閑散としている」という意味で「門前 雀羅を張る」を使っています。

「門前雀羅を張る」の由来

ことわざ「門前雀羅を張る」は、『寓意(ぐうい)』という詩の中で登場したことが由来です。『寓意』は、中唐の時期に活躍した詩人、白居易(はくきょい)が書いたものです。

『寓意』の中の由来となった部分を現代語に訳すと、以下のようになります。

「訪ねてくる人は誰もいない。門の前には集まったスズメを捕獲するための網が張られている。」

門の前の人通りが多いと、スズメは近寄りません。そのため、門の前にスズメを捕まえるための網が張られていることは、閑散としている様子を表します。このことから、「門前 雀羅を張る」は「誰もおらずさびれている」という意味になりました。

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「門前雀羅を張る」の類義語

「門前雀羅を張る」には以下のような類義語があります。

  • 閑古鳥(かんこどり)が鳴く:商売が上手くいっていないこと
  • 鳥の網張る宿:「門前 雀羅を張る」と同じ意味

「門前雀羅を張る」の対義語

「門前雀羅を張る」には以下のような対義語があります。

  • 門前市を成す:権力者などを慕って人がたくさん集まること
  • 門前市の如し:「門前市を成す」と同じ意味
  • 門庭若市(もんていじゃくし):「門前市を成す」と同じ意味
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「門前雀羅を張る」の英語訳

「門前 雀羅を張る」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • The house has no callers.
    (誰も家に来ない。)
  • The house is desolate.
    (家には人の気配がない。)

まとめ

以上、この記事では「門前雀羅を張る」について解説しました。

読み方門前雀羅(じゃくら)を張る
意味訪れる人が誰もおらず、さびれていること
由来門前にスズメを捕獲するための網が張れるほど閑散としていることが由来
類義語閑古鳥が鳴く、鳥の網張る宿
対義語門前市を成す、門前市の如し、門庭若市
英語訳The house has no callers.(誰も家に来ない。)

雀羅は現代では馴染みがなく、「門前雀羅を張る」はイメージがしにくいことわざといえます。言葉の意味をしっかり確認して使いたいですね。

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