ことわざ「門前市を成す」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「門前(もんぜん)市(いち)を成す」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「門前市を成す」の意味をスッキリ理解!

門前(もんぜん)市(いち)を成す:ある人物の権力や名声を敬い、多くの人々が出入りすることのたとえ

「門前市を成す」の意味を詳しく

「門前市を成す」とは、その家を訪ねてくる人がきわめて多いことのたとえです。

ある人物の人柄や名声などを敬って、あらゆる人が集まってくる様子を表します。また、商売繁盛してたくさんの客でにぎわっている様子を表すこともあります。

あたかも門の前に市場ができたかのように人や車馬が集まってくることから、「門前市を成す」という表現が生まれました。

 

人を惹きつける人には、何らかの魅力があるものです。例えば、人格の高さや、豊富な知識、高い能力などです。また、強い権力や、多額の資産が魅力となる場合もあるでしょう。

このように、何らかの魅力や権力を持つ人のもとに、多くの人が憧れや慕う気持ちを持って集う様子を「門前市を成す」というのです。

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「門前市を成す」の使い方

  1. 先日芥川賞を受賞した作家の自宅に、多くの取材陣がおしかけ、門前市を成すほどの騒動とになった。
  2. 僕ももっと有名になって、門前市を成すようになりたいものだ。
  3. 誰からも好かれる優しさを持つ彼の周りは、いつも門前市を成す状態だ。

「門前市を成す」ということわざは、例文①のように実際に「自宅に人が集う」ことを表すこともあります。

また、例文③のように「人気者である」という意味で使われることもあります。

「門前市を成す」の由来

「門前市を成す」ということわざは、『漢書』鄭崇(ていすう)伝の中で使われていました。

中国の前漢の時代の鄭崇という人物は、家に人を集めていたところ、反逆を企んでいると疑われました。それに対し、鄭崇が「家の門の前には市場のように人がいるが、心は水のように清らかです」と訴えました。

この時の鄭崇の言葉が元となり、ことわざ「門前市を成す」が生まれました。

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「門前市を成す」の類義語

「門前市を成す」には以下のような類義語があります。

  • 門前市の如(ごと)し
  • 門庭(もんてい)市の若(ごと)し

「門前市を成す」の対義語

「門前市を成す」には以下のような対義語があります。

  • 閑古鳥(かんこどり)が鳴く
  • 鳥の網張る宿
  • 門前雀羅(じゃくら)を張る
  • 門外雀羅を設(ま)くべし
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「門前 市を成す」の英語訳

「門前市を成す」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • Visitors call on him incessantly.
    (彼の家にはひっきりなしにお客がやってくる。)

まとめ

以上、この記事では「門前市を成す」について解説しました。

読み方 門前(もんぜん)市を(いち)を成す
意味 ある人物の権力や名声を敬い、多くの人々が出入りすることのたとえ
由来 『漢書』鄭崇伝
類義語 門前市の如しなど
対義語 閑古鳥(かんこどり)が鳴くなど
英語訳 Visitors call on him incessantly.(彼の家にはひっきりなしにお客がやってくる。)

自宅の前に人が押し寄せる、などというのは芸能人でもない限りそうそう見られる光景ではありません。

しかし、自分自身の知識や能力を高め、社会に貢献できる魅力的な人物となり、多くの人に慕われる立派な人になりたいものですね。

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