「意図的(いとてき)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「意図的(いとてき)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「意図的」の意味をスッキリ理解!

意図的(いとてき):はっきりとした考えや目的を持って、あえてそうすること

「意図的」の意味を詳しく

「意図的」とは、はっきりとした考えや目的を持って、あえてそうすることという意味です。ある物事を実現させようと目論むことという意味でもあります。

「意図的」は、わざと何かをするというニュアンスが含まれていることから、よからぬ企てに対して使う言葉のようにも思われます。

何か目的や狙いを持って行動することを表すため、善意のつもりの行動も、悪意を含んだ行動もすべて「意図的」と言えます。

「意図的」の使い方

  1. 繁忙期と閑散期では意図的に発注量を変えている。
  2. 今回の異動は、人事育成を目的とした意図的な配置転換です。
  3. 彼は意図的な嫌がらせをしょっちゅうしてくる。

「意図的」は、「意図的な〇〇」「意図的に〇〇する」の形で使われます。代表的な言い回しとしては、「意図的な行動」「意図的な考え」「意図的に増やす」「意図的に隠す」などがあります。

①、②の例文はいずれもビジネスシーンにおける使い方です。①のように量を増やしたり減らしたりすることに関して「意図的」を用いることはよくあります。両者とも、企業の利益を目的としてあえて行ったことという意味になります。

一方で③の例文は、悪意を含んだ「意図的」の使い方をしています。このような場合には、人に嫌な思いをさせるという目的が隠されていると言えます。

「意図的」を人に対して用いると、悪意のあるニュアンスで捉えられてしまう可能性が高いので注意しましょう。

「意図的」の語源

「意図的」を構成する漢字の意味は、それぞれ以下の通りです。

  • :考え、わけ
  • :企てる、計画する
  • :そのような様子をもつことを表す接尾辞

これらの漢字の意味から、なにか考えを持ってあらかじめ計画する様子という意味になりました。

「意図的」の類義語

「意図的」には以下のような類義語があります。

  • 恣意的:自分の気分によって勝手な行動や判断をすること
  • 作為的:よくない目的のためにあえて手を加えること
  • 故意的:特に目的がなくてもわざと行ったこと

上記3つの類義語は、よく「意図的」との違いについて取り上げられる熟語です。

「意図的」は目的や考えがあって、あえてそうすることという意味でした。

「恣意的」は目的の有無に関係なく、自分の勝手な判断を下すことです。「作為的」は悪意的な目的があって、そのために行動することです。「故意的」は特に目的がないのにあえてそうすることです。

区別がつきにくいですが、目的があるのかないのか、どういう目的なのかという違いによって意味が異なります。

「意図的」の英語訳

「意図的」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • intentionally
    (意図的に)
  • deliberate
    (わざと)
例文
  • He intentionally stood in front of me.(彼は意図的に私の前に立った。)
  • He deliberately ignore misbehavior.(彼は意図的に過ちを黙認する。)

まとめ

以上、この記事では「意図的」について解説しました。

読み方意図的(いとてき)
意味はっきりとした考えや目的を持って、あえてそうすること
語源「考え」「企てる」という意味の漢字から
類義語恣意的、作為的、故意的
英語訳intentionally, deliberately

「意図的」は非常に汎用性が高く、様々な場面で使われる熟語です。正しい使い方をマスターしましょう。