「異端児(いたんじ)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「異端児(いたんじ)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「異端児」の意味をスッキリ理解!

異端児(いたんじ):ある業界においてその主流に属さないか、特異な存在として注目を集める人

「異端児」の意味を詳しく

「異端児」とはある業界においてその主流に属さないか、特異な存在として注目を集める人のことを表します。

たとえば、下記は各業界の異端児と呼ばれる人と、どうして彼らが異端児とよばれるのか解説したものです。

業界人物名異端児と呼ばれる理由
経済界スティーブ・ジョブズアップルという企業を設立。IT業界に革命をおこした。
野球界松井稼頭央スイッチヒッターとして新たな打法を体現した。
歴史坂本龍馬脱藩浪士にもかかわらず日本に革命を起こした。

 

「異端児」の使い方

  1. その行動の彼らは大阪の異端児と呼ばれている。
  2. 彼はその革新的な金融界の異端児と呼ばれた。
  3. 保守派の多いこの世界では、異端児は煙たがられる。

異端児とは悪い意味でもよい意味でも使われます。

よい意味では、①や②のように革命家的な意味として使われます。

悪い意味だと③のように、淘汰されるべき危険思想をもつ者、あるいは変わり者としての意味をもちます。

「異端児」の語源

「異端児」は、以下の言葉の意味の組み合わせからこのような意味になりました。

  • 異端:その世界や時代で正統とする信仰や思想などから外れること。
  • :男子やその時代や分野を代表する人

それぞれの漢字の意味からも、新しい思想を持つその時代を代表する者という意味が推測できます。

ここで気を付けるべきことは、「児」とは一見子供という意味のみを想像しがちですが、男子やその時代や分野を代表する人という意味もあります。

「異端児」の類義語

異端児には以下のような類義語があります。

  • 風雲児:事変などの機会をとらえて才能をあらわし、目ざましい活動をする人。
  • 革命家:革命や改革を起こす人
  • 風来坊(ふうらいぼう):どこからともなくやって来る人。
  • 異物的:他とは異なっていること。
  • エネルギッシュ:精力的

ここで着目したいことは風雲児と異端児の違いです。

風雲児はポジティブなイメージのみをもちますが、異端児は変わり者といったようなネガティブなイメージを含みます。

「異端児」の対義語

異端児には以下のような対義語があります。

  • 正統:正しい系統、または血筋。
  • 保守的:従来からの伝統・習慣・制度・社会組織・考え方などを尊重し、急激な改革に反対する立場、傾向、思想。
  • オーソドックス:正統的である様子。
  • 普通:他と特に異なる性質を持ってはいないありふれたもの。
  • ノーマル:標準的な様子。

「異端児」の英語訳

異端児を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • You’re such a nonconformist!
    (異端児だね!)
  • He is said to be a heretic of the soccer.
    (彼はサッカーの異端児と言われている。)
  • I am another person and the heretic who do not crowd.(僕は他人と群れない異端児だ)

まとめ

以上、この記事では「異端児」について解説しました。

読み方異端児(いたんじ)
意味ある業界においてその主流に属さないか、得意な存在として注目を集める人のこと
語源新しい思想を持つその時代を代表する者
類義語風雲児、革命家、風来坊(ふうらいぼう)、異物者、エネルギッシュなど
対義語正統、保守的、オーソドックス、普通、ノーマルなど
英語訳nonconformist(異端児),heretic(異端児)

人の思いつかないような、アイデアや行動力をもつ異端児と天才は紙一重です。常識ばかりにとらわれて窮屈に生活するよりも異端児として新しさを追求する生き方も素敵かもしれませんね。