「アイロニー」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「アイロニー」です。

「アイロニー」の意味・使い方・語源・類義語・対義語についてわかりやすく解説します。

「アイロニー」の意味をスッキリ理解!

アイロニー(irony):皮肉、反語

「アイロニー」の意味を詳しく

「アイロニー」は「皮肉」「反語」という意味のカタカナ語です。表現とは反対の意味が込められている文章の用法です。

たとえば、全然可愛くないゆるキャラがいたとします。誰から見ても可愛くありません。それであえて、「超可愛いゆるキャラ」「とてもキュート」と表現することが「アイロニー」です。

思っていて伝えたいことと真逆の事を言って、軽蔑するようなニュアンスも含まれています。

「アイロニー」の使い方

  1. アイロニーのある表現を多用する。
  2. 彼の言っている事には、アイロニーが含まれている。
  3. ソクラテス的アイロニーのおかげで他人の頭のよさが分かる。

「アイロニー」は文章や会話の説明の部分で使用します。「アイロニーする」とは言わないので注意しましょう。

ちなみに「皮肉的だ」と言いたい時は、「アイロニック」と形を変えて使うこともあるので覚えておきましょう。

①の例文は文章に関してです。「皮肉表現をよくする」と言いかえられます。②も①と同じで「皮肉が含まれている」ということです。

 

③の例文に出てくる「ソクラテス的アイロニー」は少し難しい表現です。遥か昔にはソクラテスという人物がいました。教科書などに載っているとても有名な人物です。彼は哲学者で知識についてよく議論をしていました。

彼は知識を持っていないフリをして、他の人に説明をさせていました。知らないフリをして質問責めします。

そうすることによって、相手の知識量を計ったのです。よく、「理解できていないと説明できない」と言いますよね。ソクラテスはその実際の知識とのギャップを突いたのです。

ごく稀に使用することもあるので、覚えておきましょう。

「アイロニー」の語源

語源は英語のironyです。意味は日本語と同じように「皮肉」です。英語の場合は、ユーモアを含んだ穏やかな皮肉というようなニュアンスもあります。

また、「意外な結果」「当てこすり」という意味もあります。

ちなみに、語源をさらに辿るとギリシア語になります。ギリシア語の「エイローネイア」という単語です。これは「虚無」「仮面」を指します。なんとなく、「アイロニー」との関連が分かります。

「アイロニー」の類義語

「アイロニー」には以下のような類義語があります。

  • シニカル:皮肉な態度を取る様子
  • 天邪鬼:何でも逆らった行動を取る人
  • 風刺:遠回しに社会や人物を批評する事

シニカル

「シニカル」は「皮肉な態度を取る様子」という意味のカタカナ語です。具体的には、鼻で笑うような嘲笑が「シニカル」の具体例として挙げられます。

「シニカルな態度」「シニカルな笑い」というような、少し小馬鹿にした感じを表す時に使います。

天邪鬼

「天邪鬼」は、「あまのじゃく」と読みます。意味は「何でも逆らった行動を取る人」です。分かりやすいのが、子どもの例です。たとえば、小さい子どもがキャンディーを欲しがっているとします。本当は欲しいのに、「欲しくない」と言い張ることが「天邪鬼」です。

風刺

「風刺」は、「遠回しに社会や人物を批評する事」という意味です。よく、「風刺画」という単語で見かけます。絵を書く芸術家が作品を通して政治を批判することです。

たとえば、1枚の絵の中で日本やアメリカの力関係を表した作品などです。

このように、アメリカが日本に言う事を聞かせている絵などです。

「アイロニー」の対義語

「アイロニー」には以下のような対義語があります。

ストレート

「ストレート」は「真っ直ぐ」という意味のカタカナ語です。これはよく使う人が多いのではないでしょうか。

「ストレートに伝える」と言えば、「嘘や反対の事を言わないで、思っていることを伝える」という意味になります。

素直

「素直」とは、「考えや態度が真っ直ぐなこと」という意味です。こちらもよく使います。「素」は飾り気のない様子を表していて、「直」はまっすぐのことです。

まとめ

以上、この記事では「アイロニー」について解説しました。

英語表記アイロニー(irony)
意味皮肉、反語
語源英語のirony
類義語シニカル、天邪鬼、風刺など
対義語ストレート、素直など

「アイロニー」は難しいカタカナ語です。あまり日常的に使うことは少ないです。多くの人が「皮肉」という言い方をします。

しかし、あえて「アイロニー」を使えば表現の幅も広がります。ぜひ、みなさんも参考にしてみてください。