「イニシアチブ」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「イニシアチブ」です。

「イニシアチブ」の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。

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「イニシアチブ」とは?

イニシアチブ(initiative):主導権

「イニシアチブ」の意味を詳しく

「イニシアチブ」は、主導権を表すカタカナ語です。

人前に立って、多くの人々を引き連れて歩けるような力を意味しています。何か宣言をしたり、行動したりすることから「イニシアチブ」が生まれるのです。

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「イニシアチブ」の使い方

  1. シンガポールはイニシアチブを発揮して米朝会談の会場になった。
  2. 両チーム無得点だが、イニシアチブをどちらかが取れるかが勝負だ。
  3. アップルがイニシアチブを取って、スマートフォンのシェアを圧倒した。

「イニシアチブ」は、ある状況の中で、何か優劣の関係について述べたいときに使われることが多いです。特に優位にある物や事について使われます。しかしながら、「イニシアチブ」は名詞なので使い方には注意が必要です。

彼が主導しているというとき、彼は「イニシアチブ」であるとは言いません。

彼が「イニシアチブ」を取るというような使い方をします。また、特定の動詞とともに使われる点も覚えておきましょう。「イニシアチブ」は「取る」「握る」「発揮する」などの動詞と共に使用されます。英語で言えば”take”のような動詞のイメージです。

 

①の例文は、政治に関する例文です。この例文は実際にメディア等で使用されたものです。アメリカの大統領と北朝鮮の委員長が会談を行ったことを米朝会談と言います。

2ヶ国のトップが会談を開く際には、どちらかの国で開くことはあまり行いません。なぜならば、どちらか会談を開く国に有利になるからです。

そのため、第三国で行うのですが、とても多くの国があります。その候補の国に選ばれるために、「イニシアチブ」を発揮しなければならないのです。

 

つまり、この国で会談を開くと良いことがあると、なにか強みをアピールしないといけません。この例文では、シンガポールが登場します。

シンガポールを「イニシアチブ」の例にすると、アメリカと北朝鮮と同じくらい離れた地理にある点や、北朝鮮と同じ社会主義国でありながらアメリカなど西欧諸国との結びつきが強い点などの強みがありました。

そのため、他の国を差し置いて会談の主導権を握ることができたのです。これが政治や国家における、「イニシアチブ」の考え方と例です。

 

②の例文は、スポーツに関する例文です。「イニシアチブ」は野球やサッカーといったスポーツの場面でも使用することができます。

例えば、大量に得点を入れてゲームを支配した雰囲気ができている時に、「イニシアチブ」を取ったと表現することができます。それとはまた異なった状況を表しているのが例文です。

「イニシアチブ」を取ることができると、試合を優位に運ぶことができます。

 

そのため、多くのスポーツでは「イニシアチブ」を先に取ろうと努力します。例文のように、どちらも得点を取っておらず場の空気を支配することができてなくても、まずは「イニシアチブ」を獲得しようと試みるのです。

そうした様子を例文で表しています。例えば、サッカーです。後半の20分くらいまで両チーム無得点だったとします。どちらかが1点でも取れば、試合の流れや雰囲気はがらっと変わります。この状態が「イニシアチブ」を取ることになります。

 

③の例文は、ビジネスに関する例文です。ビジネスで「イニシアチブ」という単語が使用されることがとても多くなっています。

近年、欧米の考え方が日本に輸入され、ビジネスでも主導権をいかに握るかといったことが議論されています。ビジネスに関する講座や書籍などでは、頻繁に「イニシアチブ」という単語を見ることができるでしょう。

ビジネスで使用される場合でも、「イニシアチブ」では主導権を握るという意味は変わりません。しかしながら、主導権を握るための手段や状況が異なっています。

分かりやすいのが、トップシェアです。トップシェアを取るということは、その業界でナンバーワンになるということです。他のライバルを圧倒して、権威を獲得することと同等です。それによって、主導権を取ることができるのです。

 

例文では、その例としてアップルを取り上げています。アップルはiPhoneを手がけている会社で、世界中のスマートフォン市場で大きなシェアを持っています。これが「イニシアチブ」になるわけです。

これが有利に働き、他のスマートフォンメーカーは、iPhoneの価格やデザイン、性能などを基準に自社製品を制作することになります。

つまり、他社はiPhoneに振り回されることになります。一方のアップルは通信会社に対して、iPhone契約者数を過剰に増やすようノルマを要求するなどしています。

こうしたことも、「イニシアチブ」が取れているからできることです。「イニシアチブ」が取れれば、多少のことならば自分の思い通りにすることができるのです。

「イニシアチブ」の語源

「イニシアチブ」の語源は英語の “initiative” です。 “initial” は、「はじめに」という意味です。どちらにも “initia” という文字が含まれていますよね。これは初めや始まりを表す接頭辞です。

つまり、 “initiative” は、「とにかく前へ」というイメージを持つ英単語です。 “initiative” には、大きく分けて3つの意味があります。

 

1つ目が、何か改善可能な状況の中での新規の構想や計画、戦略です。2つ目が、人の性格について述べるときで、自発的であるという意味です。そして、3つ目が率先や主導権という意味です。

これが日本語のイニシアチブの意味になると、1番目と2番目の意味が無くなり、3番目の率先や主導力という意味だけ残ったのです。

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「イニシアチブ」の類義語

「イニシアチブ」には以下のような類義語があります。

  • リーダーシップ :統率力

「リーダーシップ」は統率力という意味で、多くの人々に影響を与えるという点では「イニシアチブ」と似ています。しかしながら、「リーダーシップ」の場合、その人や物の人格や性格が魅力的なとき、統率力を発揮できます。

つまり自然と「リーダーシップ」が発揮できるときがあるのです。しかしながら、「イニシアチブ」ではそうとは限りません。「イニシアチブ」の場合、他者に対して強制的に何かをさせるという意味のほうが強くなります。

他者に何かを指示して行動してくれる力が「リーダーシップ」で、何も指示しなくても他者が動いてくれる力が「イニシアチブ」です。

まとめ

以上、この記事では「イニシアチブ」について解説しました。

英語表記 イニシアチブ(initiative)
意味 主導権
語源 英語のinitiative
類義語 リーダーシップなど

「イニシアチブ」は非常に難しい単語です。しかし、もしもニュースを深く理解したいときや、国際問題について学ぶときには知っておかなければならない単語です。

ぜひこの記事で、使い方や意味を覚えて使いこなせるようになりましょう。

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