四字熟語「一喜一憂(いっきいちゆう)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「一喜一憂(いっきいちゆう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「一喜一憂」の意味をスッキリ理解!

一喜一憂(いっきいちゆう):小さなことで喜んだり悲しんだりすること

「一喜一憂」の意味を詳しく

「一喜一憂」はある状況が変化して、それに対して喜んだり悲しんだりする様子を表しています。どちらといえば、あまり良くない意味で使用されます。

これは、状況に応じて喜んだり、悲しんだりすることから物事に振り回されて、自分を強く持っていない人と見なされているからです。

 

「一喜一憂」の最初の漢字は、「一」です。ここでは、1つの出来事という意味で書かれています。次の「喜」は、「喜ぶ」という意味の漢字ですね。「一喜」は1つのことに喜ぶという意味になります。

続いての「一」は同じく一つの出来事を表しています。「憂」は「うれい」とも読みますが、「憂鬱(ゆううつ)」の漢字としても使われます。「一憂」は1つのことに対して、へこんでしまう様子を表しています。

これらの四文字を合わせると、ある1つの出来事に対して喜んだりもすれば、別の1つの出来事にへこんだりする様子になるのです。ポイントは「一」という漢字です。

四字熟語では、多くの回数という意味で「千」や「万」という漢数字も使われますが、「千喜千憂」などとなっておらず、「一」という漢字を使っていることから大きなことでなく、些細な出来事に対して感情を揺さぶられる様子を上手に表現しています。

 

「一喜一憂」の意味を考える上でぴったりなのが、恋愛です。例えば、ある中学生の女の子がいたとします。その女の子には好きな子がいて、片思いをしています。

男の子が他の女の子と話しているだけで、落ち込んでしまうことがあります。しかしながら、女の子もクラスが一緒なので、他の女の子よりも長く話すことができたり、一緒に帰ることができたりすることもあります。

そういうことができた日には、嬉しくなるのも当然ですよね。このように、男の子との関係が良かった日には喜んだり、関係が悪かった日には落ち込んだりしてしまうことこそ、「一喜一憂」なのです。

1つ1つのことが大したことではないのに、重大なことに感じてしまいます。それが「一喜一憂」になるのです。自分の意志に関わらず、何か他のことに振り回されてしまうのも「一喜一憂」の一面でもあります。この例で、「一喜一憂」の意味は覚えておきましょう。

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「一喜一憂」の使い方

  1. 彼女の行動に一喜一憂してしまう。
  2. サッカーの試合の結果に一喜一憂する。
  3. 購入した株価の値動きに一喜一憂する。

①の例文は、恋愛に関する「一喜一憂」を表した例文です。男の子の心境で、彼女の何気ない行動で嬉しくなったり、悲しくなったりする様子を表しています。

②の例文は、スポーツ好きなら共感できる例文です。例文ではサッカーを取り上げましたが、特にワールドカップの時に日本代表が勝ったり負けたりすると、それに伴って観客は喜んだり悲しんだりします。

そういった場面に、「一喜一憂」は使えるのです。また、サッカーだけではなく野球やバスケットボール、テニスなど様々なスポーツの結果について「一喜一憂」をするというように使えます。

 

もちろん、結果だけではなく試合の途中でも「一喜一憂」することはあります。例えばサッカーで、前半に応援しているチームが初ゴールを決めたときには先制点を決めたと喜びます。

しかし、後半に入って相手チームが同点ゴールを決めると、追いつかれたと思って落ち込みますよね。さらに、相手チームが追加で得点を入れるともっと落ち込んでしまいます。

このように試合の途中経過でも、見ている人や応援している人は、「一喜一憂」を感じることはよくあるのです。ぜひ、この例文を使ってみてください。

 

③はビジネスマンや投資家の人の気持ちを表した例文です。例えば1本160円のペットボトルを買えば、160円を払って買ったので、その価値はずっと160円のままです。

しかし、株だとそうはいきません。昨日90円だったものが、今日は100円の価値を持つようになったり、反対に50円の価値しか持たないようになることはよくあります。つまり、価値の変わるお金のようなものです。

そのため、もし自分が保有している株が急上昇すると、お金持ちになることができるのでとても喜ぶべきですが、価値が全くなくなってしまうとただの紙切れになって貧乏になってしまうことも有り得ます。

そのため、皆が株の動きから目が離せません。だから株が上がったり下がったりするだけで、「一喜一憂」してしまうのです。

「一喜一憂」の類義語

「一喜一憂」には以下のような類義語があります。

  • 喜怒哀楽:人間の感情で、喜び怒ることや悲しみ楽しむこと

「一喜一憂」は喜んだり悲しんだりする感情の一面を表した四字熟語です。しかし「喜怒哀楽」には全ての感情が含まれています。

「一喜一憂」のように、「些細なことで喜んだり悲しんだりする」という意味合いはありませんが、喜び怒り悲しむといった人間の感情の移り変わりを表しているのがこの「喜怒哀楽」です。

また、「喜怒哀楽」の4つの感情の中で、喜びと哀しみの2つが大きな感情のメインパートであることが、「喜怒哀楽」と「一喜一憂」を比較すれば分かります。

「喜怒哀楽」は、「彼女は喜怒哀楽が激しい」というように、人の性格を表すときなどに使います。「喜怒哀楽」は日常生活の会話の中で使う場面は限られますが、「一喜一憂」とともに役に立つ四字熟語ですので、しっかりと覚えておくと役に立つでしょう。

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「一喜一憂」の英語訳

「一喜一憂」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • Be glad and sad by turns
    (喜んだり悲しんだりすること)

Beは「〜になる」という意味です。そして、gladが「喜び」、sadが「悲しみ」です。つまり、be glad and sadで「喜び、悲しむ」という意味になります。

by turns は、「かわるがわる」「次々」にという意味になります。turnsと、sがついて複数形になっていることから、何回も繰り返されることを意味しています。

つまり、一回きりではなく喜びと悲しみが何回も繰り返されていることから複数形になっているわけです。

このby turnsが「一喜一憂」の「一」の漢字の役割を果たしているわけですね。この英語表現も毎日使うほどではありませんが、たまに出てくるので知っていれば役に立つはずです。是非参考にしてください。

まとめ

以上、この記事では「一喜一憂」について解説しました。

読み方 一喜一憂(いっきいちゆう)
意味 小さなことで喜んだり悲しんだりすること
類義語 喜怒哀楽など
英語訳 Be glad and sad by turns(喜んだり哀しんだりすること)

長い人生の中で、喜んだり悲しんだりすることは当然あります。他人からするとその事に大した意味もないのに、本人はずいぶんと重く捉えてしまうことがあるでしょう。誰もが「一喜一憂」を日常生活の中で感じているので、この四字熟語は気持ちを表すのに便利な四字熟語といえます。

ぜひ、この記事で「一喜一憂」の意味や使い方を理解して、日常生活でも使いこなせるようになりましょう。

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